お久しぶりです。
計算の着手に時間がかかり、漸く純正シリンダーボアアップを実行しました。
圧縮比の計算方法は理解したのですが、測定精度が自信ないです。 計算上圧縮比純正弱の6.7で組み上げました。
排気ポートタイミング BBDC83度 掃気ポートタイミング BBDC54度
ガスケット無しの状態でピストン肩の飛び出し2.2mmでだったのでベースガスケット3mmを足して調整しました。
ベースガスケットの圧縮量についてはシリンダーヘッドボルト4本の締め込み回転量から測定したので正確に取れていると思います。12nで締め込んで2.8mmになっていました。 2.2から差し引いてピストンの肩落ち0.6mmについては大外ししていないかと思います。 ネジの回転数は9回転ほどありましたのでノーマル11回転と比べて危ないレベルまで少ないということはないかと感じました。
シリンダーヘッド容積6.4ccについてはあまり自信がありません。
実際の始動結果ですが、まずマフラーの位置が合わずという問題がでたためガスケット位置の固定具のない社外純正タイプマフラーで対応しました。
MJは88番で40〜50キロ程度しか出さなかったのですが、1キロほど走ったところで異音がでて抱き付きを起こしてしまいました。
事前にリスク要因として話していたKJT製のピカピカアルミピストンと、40umのピストンクリアランスの設定がまずかったのではないかと思います。
ウエイトローラーセッティングまで到達出来なかったのですが、殆ど純正と同じフィーリングでした。
残念ながらパワーアップ感は感じませんでしたが、多少ポートタイミングが早くなっているので高回転で力がでた可能性はあるかと思っています。
クリアランス指定80um位で再トライしようかと考えているところです。
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