記事No |
: 136 |
タイトル |
: Re^2: 横からすみませんが金ちゃんさんへ(汗 |
投稿日 |
: 2011/06/14(Tue) 05:30:41 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
金ちゃんさん毎度でございます〜
と。いきなりの横槍でしたが多少はお役に立ててみたいで嬉しいですよ。 新品ケースを購入される程の方なのであれば、後々に新し目のケースを 壊してしまったりするとこれはちょっと悲しすぎると思いましたので…
> 初めてプレスを使用してみましたが、かなりの圧力ですね・・・ > 結局このクランクケースは練習用となってしまいました。
ええ、写真を拝見する限り2トンの油圧ジャッキを流用してプレスする タイプの様ですが、これだといくらなんでも一撃で強烈な力が掛かり過ぎて しまうのもあり、真っ直ぐ入ってないとかの場合には相手が脆い素材だと 不安要素も大きくなるかと思います…
おそらくプレスは購入されたばかりだと思いますし、こういう事を アドバイスするのはさすがに多少気が引けるのですが、2st原付一種の スクーターでプレスが絶対に必要な作業、となれば、クランクピンの 入れ替えやファイナルギヤへのシャフトの圧入等しか無いんですよね。
あ、このギヤシャフトというのはKN企画とかから出ている、元々プレスで 入れられている物の交換のお話ですね。 とはいえ、そういった物でも100kg程度、よくて200kg程度の力で 作業は出来ますから、アルミの鋳物相手に油圧ジャッキ使用、というのは いくらなんでもオーバースペック過ぎるかと。
> 余計なお世話だなんてとんでもないですよ。 > 常に1人作業なので間違っている作業をしている事が多々あります。 > 「それは違うよ」と言っていただけるのはとてもありがたいのです。
こういって頂けてほっとしておりますです(汗 が、こういった事も良い経験になるかと思いますし、大切なのは 何故壊れたのか?を考えて原因を追究する事ですね。
作業の不味さなのかもともと不適なものなのか等、色々と要因は 考えられますし、その辺をおろそかにしない事こそがスキルアップへの 近道になります。
> ギアケースカバー等のベアリング取り外しにも、熱膨張の利用が可能なのですね。目から鱗が剥がれる思いです。
ええ、こういうのは作業自体に慣れていないと、ここで使える手法が 別の所でも使える、といった応用はなかなか難しいモノなので。
あれだけでかいクランクベアリングが100度ちょいの熱膨張を利用しただけで ころんと落ちてくるのに、ギヤ部分のベアリングにはそれが出来ない、と いう理由もありませんしね。
> 今回ジャンクのクランクケースは破損のため練習用となってしまいましたが、新品のクランクケースが届いた際思ったのですが、巣穴は外見上見受けられませんでしたが、外側にかなりのバリが残っていたり、負圧取出しのニップルが完全に差し込めていなかったりでした。
新品だと製品と違いバリも多いのですが、その辺はやはり単品と してのパーツなので、組む側がある程度気を遣わなければならない、と いう面も大きいですね。
> ブッシュは圧入済みだったので手間は省けましたが、どの様に圧入されたのか不安は残りますね。
メーカー側でどうやっているのかは私も知りませんが、ちゃんと当て物をして それなりに圧入していると思いますよ。
ただ、それを補修、交換しようとする作業があまりにデンジャラスだ、と いうだけで、そもそもサービスマニュアルには記載はありますが、 通常はよほどの事が無い限りブッシュを交換するなんて無いので どうにもしっくりこない、という感はあります(笑
> 自分の作業内容が腰下まで突入してますので、今後は自分の作業が > 「本当にこれでいいのか」と言う所を考える時にリーダーのお言葉を噛締めながら行く先を探り当てたいと思います。
ええ、私の書いた事で宜しければ是非参考にして頂きたいのですが、 注意して頂きたいのが、「全てを鵜呑みにしない」事です。
これ、私も最良であろうと思われる点、可能性の一番高そうな点を ふまえて物を書いていますが、だからといってご自身にて疑問点が ある場合、それを考えてみる事が大切ですよ。
私はあくまで「選択肢の一つ」をご提示しているに過ぎませんし、 それを吟味されるのはあくまで個人様一人一人なので…
> 確かに、クランクケースを平行に台座へ設置するだけでかなりの時間を費やしてしまいました。クランクケースの取扱いはサービスマニュアルの方法にとらわれず、なるべく負荷をかけない方向で行いたいと思います。
…あくまで、サービスマニュアルというものはそれなりの程度の良い トラブル車を「それなりに修理する」事が主目的なので、全てを メンテナンスしたいとか調子を戻したい、といった事柄に関しては 100%でない場合というものは多々あるんですよ。
中には、コンロッドストッパーを使ってクランクの回転を止めて 末端パーツを外せ、とかって指定があったりする車種も存在しますしね(笑
これでも、私達の様な人間からすれば、それを「何度も」繰り返す 事が前提になってしまいますから、修理の為に「一発だけ」行うのとでは 全く話が違います、という事で。
> この場を借りましてですが、 > ブログ文章内に「ねぎのリーダー」様のお名前を記載させて頂いております、まずは事後報告となってしまった事をお詫び申し上げます。不適切であれば訂正させて頂きますので御指示をお願致します。
いえいえ、こちらに関しては何も問題はありませんし、私の名前が 出たからと言ってそういった事を制限する物ではありませんので どんどん出してやって下さいな。
ではでは。 また何かあれば遠慮無くご質問等頂けますと幸いです。 管理人でした〜
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