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記事No 6321
タイトル Re^4: ベアリングの規格について補足
投稿日 : 2011/11/06(Sun) 07:05:13
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
ともっちさん毎度でございます〜

さて、ギヤボックスカバーのベアリングの残骸は無事取り除けた
みたいですね。
何はともあれ良かったですよ〜


で、ベアリングなんですが、これはもっちーさんのご意見でほとんど
解決してますので補足なんかをば。

まずDUだと片面シール接触タイプなので、ホイールの軸ならば両面DDUを
使っても問題ないでしょう。
ギヤオイルそのものはベアリングのさらに内側にあるシールで密封されて
いますし、ブレーキダスト等からの防護の為にあるものなので。

そういえばホンダ系はここって両側シールタイプですね。
ホンダは万一オイルシールが破損した時の為に、ベアリングとオイルシールの
間に、ケースの外へ向かってオイルが逃げる為の抜き穴がありますが。
ギヤオイルがブレーキ側へ行かない様にする対策になってます。

それがベアリングとオイルシールの間に位置するので、万が一の時に漏れた
オイルがベアリング側に回る可能性を考えての元々両側シール仕様な訳だったり
する…と私は勝手に分析していますね。

まさか無いとは思いますが、ホイール軸部分のオイルシールが劣化してきて
オイルがブレーキ側ににじむ様になった場合、ベアリングに対しては一枚の
シールで防げますからJOGで両面シールベアリングでも多少はメリットが
あるのでは、とも思います(笑


次にクリアランスですが、これは基本的に、と言いますか応用的にも
クリアランス指定がある所をヘタに勝手に変えると痛い目を見ますよ。

ギヤ関係だとC3とかC4の指定になっていますが、クラッチの軸部分なんかは
JOG系の場合、かなり遊びもガタもある事が大前提の設計なので、
パーツリストでは3YKの初期型なんかそこはC4指定だったりしますし。

さすがにクランクベアリングにCMやCNは自殺行為ですが、このクラッチの
軸とかでも、私昔にJOGでCMでなおかつ高精度、悪く言えばギチギチの
物を入れたことがあるんですが、すぐに異音が出て駄目になりました(笑


なので、まだクリアランスを大きくする方向ならばマシな面もあり、元々が
C3指定をC4にする、とかならメリットが出る場合も多いですが逆は
絶対に駄目で、構造の基本すら無視した手法になりますんで私からは
お奨めは出来ないです。

クリアランスが狭ければかっちりしてロス無く回りそうに見えますが、実際の
負荷や熱が掛かった時の余裕とか、クランクケースやファイナルギヤの様な
縦割り分割形式で、軸の末端同士が完璧に同じ所には居ない、といった
仕組みも鑑みてやらねばいけませんね。

こういうのはあまりにギチギチだと熱が入ったり、ちょっと組み方がズレただけで
ぎゅうぎゅうになって回らなくなるんですよ…
ちなみにクランクベアリングも、組み方マズったりしても熱が入ってきた時に
回転が渋くなり、ノーマルエンジンだとタレの様なもっさり感が出る場合も
あったりしますんで。
これが仮に、隙間の余裕の無いベアリングだと洒落にならない事になります。
その位、指定のベアリングのクリアランスってのは大切、という事ですね。


>また、C3規格指定でない場合、末尾CM品番を使用しても問題ありませんでしょうか?

最後にコチラですが、末尾でクリアランス指定が無い場合は基本的に
CNだと解釈して良いでしょう。
純正で末尾の品番が無い場合だと、ギヤボックス内であれば
あくまでベアリングを「振った感じ」ではCMよりはちょっとだけ
クリアランスが広いのでは?とも感じるので多分合ってます(汗

不安であれば、その辺の物のみは純正で都合しておくのも良いでしょうね。
私もクリアランス表記なしのベアリングに同等の表記なしCNを使う事は
ありますが、特にそれで問題が出た事は今のところは無いですよ。

CMというのはモーター用とかで、軸ブレやガタに対して厳しい所用で、
なおかつ高負荷や高圧、高熱が掛かる所では使いませんし、ギヤ周辺の
ベアリング自体を圧入する様な方式ではまず用途的にありえないかとも。

後、ご存知とは思いますがベアリング隙間の一覧です。


狭い← C1→C2=CM→CN(表記なし・標準)→C3→C4→C5 →広い


…C1とかC5なんて現物見た事ありませんが(笑


ではでは。
参考にして頂けると幸いです。
管理人でした〜

記事No 6320
タイトル Re^4: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその2
投稿日 : 2011/11/06(Sun) 07:03:01
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
さてさてコチラが続きになりますのでよろしくです。
…そのまんまぶら下げたので見づらいのはご容赦をば(汗


> 確かに最大・最小側双方のグリッピングポイントに強い擦れ痕を確認出来ましたが、それ以外にもありました。

プーリーのベルト摺動面のべルト擦れ跡ですが、これはおっしゃる通り
最大変速状態の部分以外にも出来る場合はありますね。

が、そういった跡が付く所こそ「ベルトが滑っている」んですよ。
実はコレ、最大変速状態ってのもそれなりにベルトはスリップしていますし
それを無くす様なセッティングだとモロにベルトぶち切れたりしてしまう
可能性もあります。

…しっかり食いついているから強い跡が付くのではなく、滑ってるからその
形跡があるというのが現実なんですが、これもおそらく一般的な解釈とは
乖離しているのでは、と私は思ってたりしますよ。


> 私は今まで摺動面マジック線の消え具合ですべて判断していました。
> 摺動面マジック線が全部消えた=プーリーを使い切っている=すべてOK・・・とっ
> 逆に摺動面マジック線が全部消えていると言う事は、
> 場合によってはベルト外側はプーリー外周から飛び出している可能性もありますね。

そうですね、突き詰めて言えば最大変速時もしくはアクセルOFFのシフトアップ時に
ベルトは2o弱ならばはみ出てしまってもそこまで悪影響は無いんですよ。
はみ出たまんまで走行しているなんてのは問題外ですが…

ただしこれが常に最大変速状態で運用し、アクセルOFF時のシフトアップも
大きい様な無茶苦茶ハイスピードプーリーとかだと、ベルトのみならずプーリーの
寿命すら短くなってしまいますからねえ…


なお、実走行ではよほどの超ハイパワーが無い限り、手でプーリーをスライドさせた
所まで全て使い切ってスピード出せている、なんて事は無いんですよね。

余っている部分というのは、トルクカム溝が90°で無い限りは、実走している状態での
最大変速状態からアクセルを戻すと、いくらかはベルトはその余り部分まで、もしくは
それを越えて外側に飛び出してしまっているのが普通なんです。

そういった意味では大径のプーリーというのは保険にはなるのですが、プーリー自体が
死ぬほどハイスピードプーリーであった場合だとそれも通用しないという…

よく、トルクカム溝の開き側を無茶苦茶に削り込んで開かせようとする方も
おられるみたいですが、あまり無茶すると色々不味いです、と私は考えていますよ。
適度にならともかく、やりすぎはハイリスクローリターンになる傾向が大きいので。


> 先にスライド量毎のかかり径変化と減速比や最高速計算式を
> 表計算に仕込んでしまったので、机上のみで入力していますと
> どうしても希望的観測が入ってしまい、
> 実は14mmとかスライドしているんじゃないか?
> とか妄想してしまう始末で(笑

プーリーのスライド量とかを計測、計算していると、どうしても人間の心理上は
プラス補正を入れたくなりますよね。それは私も分かります(笑

が、これもタイヤ径の潰れとかと同じで、基本的にはぐっとこらえてマイナスの
補正を行っておくほうが間違い無く後々の為になります。


…また例えがおかしいですが、仮にフルノーマルのDioでメーターの針が
メーターケースの一番下まで当たる位に最高速度が出たとすれば、
さあ何km/h位なのか、を想像するのと同じですね。

これもまさか75km/hとか80km/hとか言う人は若者でもない限りはまず
おられないと思いますが、後々に最高速計算式とかパルス式メーターと
タイヤ外径入力で速度を出したりした場合、はっきりした数値が出て
後悔するのは自分ですから(笑

勢いで+の数値を出したくなるのが人間ではありますが、あまりに無茶な
数値だというのをいつまでも気付かないと、逆にコレは単純に恥ずかしい
だけですからねえ…


> やりすぎになっていないか、
> エンジンパワーをロスしていないか等を
> 事前に予測し考える事が出来ないですしね。

そうですね、やりすぎになっていないかというのは一番大切であって、
私のSSマシンみたいに無茶を承知でやってたりすると変にドツボったり
するのはよく分かるかと思いますし(笑


> ノーマルよりもカメファクのほうが2°角度が浅かったので
> 13°だったと記憶してますが、記憶も曖昧なので再度計測と言う事で。

なるほど、すでに面角度は計測済みでしたか〜
が、13°となれば…よほどのミスが無い限り、ノーマルと同じとはまず
言えないLVであろう、とは推測出来ますね…

果たしてコレが良いのか悪いのかといえば…ベルトの側面角度がそれなりに
馴染んでしまえばいける範囲である、と分析していますが、それまでには
ある程度の慣らしが要る、といったところかなと思います。

せめてフェイス側も同一角度であれば良いのですが、それでもドリブン側の
ベルト摺動面の面角度が変わる事は無いので、程々が一番ですね。
ちなみにドリブン皿だとその材質ゆえ表面加工はほぼ不可能なので、そっちを
合わせるというのも無理だったりするのが世の中です_| ̄|○

(表面に焼きが入っているので、上手く削れない上に表面だけ削ると寿命が
死ぬほど落ちるのが明白なので)


> 純製フェイスが15°仮にカメファクプーリーが13°とした場合
> お互いの角度が違うとまた1mmスライド時のかかり径は変わってきますか?

これはプーリー側の面角度にほぼ支配される、といった感じになります。
が、そこが双方で角度があまりに異なると、この辺の数値は正確には出せなく
なるので、ある程度の近似値で我慢するしかないでしょうね。

前述のベルト跡や、プーリースライド量をしっかり計測してそちらをアテにして
少しでも正確性を高めるしかありません。


> 単純に最大かかり径と最小かかり径の差をプーリースライド量で割れば1mmスライド時のかかり径と成り得ますか?

これ、仮にノーマルだとドライブ側ベルトの外側のかかり径で単純計算すれば…

・最小変速時=44φ
・最大変速時=84φ

フルノーマルだとこの位だと思いますが、これを面角度15°の数値に当てはめれば

84-44=40
40÷3.73=10.723…

と、こうなります。
ベルトかかり径が40φ変化する為には、15°の面自体の双方の距離が10.7o程度
縮まらなければならない、すなわちプーリーの横ストローク量は10.7o必要である、と
いった計算になりますね。

で、これだと私の把握しているノーマルプーリーの横ストローク量は10〜10.5oであると
いった数値ともほぼ合致しています。
ベルトかかり径もおおむねこの位、ですからばっちりぴったり、とは行きませんが
この位は許容しないと頭が炸裂してしまいますんで、ね(笑


> なるほどです、WRの移動量を稼ぐ加工の可能性もあると言う事ですね。ならべて厚みを比較してみます。

えと、プーリーそのものの厚みですが、これはあまり単純な比較には
なりえないです。

摺動面の山の頂点部が全く同一形状であり、なおかつ平らな部分(があればですが)も
同一寸法に作られているのであれば単純比較出来ますが、実際にはなかなか
そういう状況にはなりえません。

これを比較するには、

「最大スライドした状態で、ボスとフェイスの突起部分の余りがどれだけあるか」

を目安的に測った方が良いでしょう。


もっと言えば、フェイスの突起部もボスの一部ですし、フェイス自体も社外品だと
ノーマルとは違い、突起自体が同一の長さでも突起のすぐ根元から角度が
ついているのか否か、でもベルトの位置なんて変わってきますから。

それらをふまえると、実際のベルトかかり径の計測等に基準を置く方が
間違いづらいんですよね。
これは言葉を返せば、ボスが何o、だから、とかそういった見た目の
「ノーマル基準との比較のみ」に騙されずに済むんですよ。

結局、プーリーってのは減速比を求めるなら0からフルまでのスライド量が
一番大切なのであり、外径やらボスの飛び出しというのはあくまで
二次的な物にしかならなかったりします。


私も出来る事なら形状からベルトのはまりこむ位置、というのを算出したり
したいですが…一時、各部寸法から素人CADもどきで実際のパーツの
位置取り等を把握しようとした事があったのですが、死ぬほどシビアな
「現物のパーツ計測」が必要である事に気付き挫折しましたから_| ̄|○

仮に、WRガイド部分の角度なんてのもプーリーを割ってもそこまで正確に
測れる訳ではありませんし、Rになっている部分もあるので絶対的な計測は
ほぼ不可能である、という事で…


> さすがリーダー、厳しいですね〜(笑
> 何処かのサイトでホンダ用カメファクプーリーはヤマハプーリーを
> ホンダ社に無理やり付ける為にボス外径を削ぎ落としている・・・
> だから締め付けトルクが(略・・・
> と言うのを見たことがあるのですが、その時はなるほどな〜と思いましたが、
> 今考えるとちょっとそれとは違うなぁと思えました。

えーと、モノを見て素直に解釈するならば、私も単純にヤマハの細ボスタイプの
プーリーを流用加工して使う為にやってるだけでは、と思いますよ(笑
初めて現物を見た時にはなんじゃこれヤマハじゃん、と思いましたしね。

ただ、最大減速比を20oボスよりはもっと「安全に、余裕を持って」大きく
取って行きたいからヤマハプーリーベースにした、といった可能性も
考えてみたいではありませんか_| ̄|○

全てが結果論だった、というのはちょっと夢がありませんし、ものすごく邪推して
みるならば、私の分析している結果自体、カメファクは一切考えていなくて
万が一ここ見てうわこれはメリットになってるんだ、ってなる可能性だって
完全に0では無いと思ったりもしますよ(笑


…これはですね、別にパーツメーカーさんやSHOPさんをハナから馬鹿にする
訳ではありませんが、うわこんな事も考えずにモノ作ってたのか、といった
事例も私いくつか知ってたりもしますんで。

ただ、そういうのは話にも出ないのにはいちいちバラしたりはしませんけれども…
デイトナの赤クーリングファンみたく、あまりにふざけているLVの物とかは別ですが。

最初から全部疑うというのも気持ちの良いモノではありませんが、だからといって
過信もいけません、という事でひとつ。


> これ本当に目視でも限界だと判断できますね、
> ベルト外側ははみ出してはいないものの、ドリブン皿の外周端の丸めてある部分の丸め始め辺りまで到達していますし、

そこまで行っているのはベルトかかり径113oだと確実に分かりますが(汗
皿のはじっこの丸い部分も、モデルによって差異がありますが基本的には
それ以上ベルトが行くのはあまりよろしくはありませんね。
せめて、ベルト上っ面がその辺にある、程度が限度でしょう。

事実上、ホンダ大径ドリブンの場合、ベルト幅が18oであればベルトかかり径は
113〜114o程度が限界で、それを越えたセットでの正常動作は不可能です、と
言い切っても良いでしょう。


> 実際ベルト文字面はアイドリング時や発進時クランクケースで擦られた痕跡があります。
> クランクケースを少し削って防ごうかとも思いましたが、
> リーダーコンテンツにここは飛び出し防止のため削らない方が良いと掲載があったのでそのままにしてあります。

む?アイドリングはともかく発進時にベルトがケース内側に擦っているのですかね?
さすがにそれはほとんど無いと思いますよ。
あれはアクセルOFF時のたわみで暴れたベルトが打ちつけらている、と
いった状態のみ、での解釈でもOKでしょう。

コンテンツ内には書いていますが、アイドリング等ではベルトのたわみも
そこまで大きくはありませんしクランクケースカバー開けて眺めてみても
たまにかすっている程度なので。

大きくベルトの上っ面にキズが入っているのは、アクセルOFF時のベルトの
たわみが主な原因であって、これは「そうなっていないと」おかしいんですね。
完全無加工フルノーマル車でもこれは起こっていますんで。


ケースを一部削るというのはドリブン周りからすぐ前方の上下部分だと
思いますが、どんな理由であれここを削り込むなんてのは愚の骨頂で、
ベルトのたわみを抑制できなくなるのがオチですから絶対にやっては
いけませんよ。

元々ここが広くなっており、あまりたわみを抑制出来ないであろう車両に
対してであれば…無茶なハイスピードプーリーを入れたのか、ベルトが
裏返ってしまう、といったトラブルも昔はWEBで散見しましたしね。

これも前述の様な、構成を考えない「やりすぎ」が原因であって、クランク
ケースの上下、と言いますか空間の余裕がある車両で無茶するとこういった
わけのわからんトラブルになるのがオチなので…


と、いつもながら長くなりましたが。
あまり突っ込む点はありませんが、面角度の相違、不一致といった点に
関しては、実測も含めて気を付けられる事を願っておりますです。

ではではまた何かツッコミあれば宜しくお願いしますね。
管理人でした〜

記事No 6319
タイトル Re^3: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその1
投稿日 : 2011/11/06(Sun) 07:01:04
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさん毎度でございまっす〜


と、今回も色々と話が飛びそうですがなるべく簡潔にまとめたいと思います…
という建前だけは記しておきますね(笑


> えっと・・・私の場合ここが一番の難関でした(汗
> まだ完璧では無いので更に精進します。大袈裟でなく精度との戦いはマジック選びからすでに始まっていますね。
> 先端が極細で出来れば柄の部分も極力細い物を未だに物色してます(笑
> こうなったらマジックを加工してしまおうかと思ったりしています。

まず計測のマジックですが、おっしゃる通りでこれも使いやすい、計測ポイントに
入れやすいモノを探す所から戦いは始まっているんですよね(笑

ホンダ系だとまだやりやすい面もありますが、ケースカバーが薄くてケース側が
ごっつい車両とかだと真っ直ぐマジックを入れるなんて不可能なので、これまた
必要とあらばマジックをぶった切って短くしたりして対応しますよ。


> 純製はかかり径も小さくなりノギスがドリブンの中心に当ってしまい正確に計測出来なくなると思われますので。

ドリブン側かかり径計測ですが、さすが金ちゃんさんはすでに経験済みですね。
そうです、ドリブンユニットが閉じた状態ではノギスの腹が皿につっかえて上手く
測れない状況もあるんですよね。

絶対的基準を取るための最初の一度位は、やはりバラして計測しておく事を
お奨めしたいです。


> 実際に芯線位置を測れば答えは出ますが、実際の最大減速比を算出する中でその裏づけもとれて良かったです。

正解の位置というのもこれ、実は意外と難しくて実回転との合致を求めないと
裏付けは取れませんから、ベルト芯線の計測「だけ」でも駄目なんですよね。

いつものクチですが、一方向のみからモノを見て合っていたとしても、別の
方向からツッコミを入れてみて矛盾するのであればそれは怪しい、といった
事にしかならないので、この辺は物の分析にはとっても大切な事ですね。


> まずはここがクリア出来ないと、今現在の自身の駆動系構成でどのような事が起きているのか、また今後純製改や他社のプーリーを使うにしてもマグレ当り的なパーツチョイスや加工になってしまいますからね。ケチる訳では無いですが、費用対効果の見極めにも役立てるかなと思いました。

いやいや、最終的には無駄を省き、間違い無い物事の進め方を把握するのが
目的ですから、最終的にはケチれるというか費用対効果の為にこういった事を
行っている、という認識でも良いかなとは思いますよ〜

何よりも、いくら人間が手を動かしてセッティング等を行っても、パーツのせいで
全く身にならなかった、というのを私は特に嫌うので(笑


> これだけ有意義な勉強をさせて頂いているのですから、それで充分特典を頂いていると感じておりますので(笑

なるほど、そういった事であればさらなる知識とか理屈とかでカバーさせて
頂きたく思いますよ。

…私も、あまりこういった事が好みでは無いとか、楽しくないといった方向性の
方にモノをアドバイスするよりは、計測も理論も楽しんで行ってくれる方への
アドバイスの方が有意義ですしね。

と言いますか、こういうのを楽しめる段階になってくると駆動系とかの面白さって
かなり夢が広がるんけどけれども…なかなか理解されないジャンルではあります(泣


> なるほどそうですか、確かに今手持ちのカメファク・デイトナ・23100-GAG-J52どれもほぼ2mmの位置に芯線が入っていました。DIO50RRさんとの質疑応答の中にヒントがありましたね。

ええ、同一車種用のベルトなのであれば、よほど開発者がアホで無い限りは
そうやって芯線の位置ってむやみやたらに変更しないものでしょう。
それとDIO50RRさんとのやりとりは、私も久々に脳味噌を活用させて貰ったので
なかなか楽しいですね〜


> 昨夜と言うか今朝ですが、HG刻印のランプを含めて純製プーリーで再計測してみました。実回転計測とベルトかかり径マジック計測+減算の値は一致したのですが、サービスマニュアルとの誤差が出てしまいました。結果としては2.39でした。おおよそ0.5程度の誤差となります。これはマジックマーキングかベルトのセット状態が悪かった物によると思いますので後日条件を整えて再計測します。

そしてホンダ大径駆動系+HGランプの計測も行われたみたいですが。
これ、実回転とマジック計測補正が合致しているのは良いのですが、
減速比的に2.39はいくらなんでもおかしいですね。

ライブDio-ZX構成だとサービスマニュアル値は2.850、実測でもこの辺に
落ち着くのは当然私も実証済みですから、これは計測方法ではなくて
パーツ構成等に何らからの手落ちがある、と推測しますよ。

計測方法があまりに杜撰な場合だと、実回転と合わないのが定番なので
それが合致しているという事であれば計測自体は正確だと思われますしね。


> そうだったんですか〜記載しなくても良い気もしますが(笑
> 色々考えながら取り組む一環になっていますし・・・
> とは言えこのレスに記載してしまったので手遅れですが(汗
> ここは管理人様の方針次第と言う事でひとつ。

うーん、ですが今の段階だと把握されている方もたくさんおられるかと
思いますし、今後のコンテンツのどこかに密かに混ぜておく程度に
しましょうかね(笑

もちろん金ちゃんさんのおっしゃる通り、私としては答えをずばり、ではなく
ご自身の頭で考えて理解した上で、正しい答えに到達して欲しいのですが
あまりに混乱してしまうとそこで思考がストップする、といった事も考慮して
モノを書かないといけませんから、なかなかさじ加減が難しい点も多々
ありますね…


> 状態として最大変速している場合、減速比としては最小で
> 例えば最高速巡航状態では駆動系で減速されている比率が少ない。
>
> 状態として最小変速の場合、減速比としては最大で
> 例えばアイドリング維持状態では駆動系で減速されている比率が多い。
>
> このようなイメージでしょうか。

言葉の表現ですが、それで合っていますよ。
最大変速側は実際は増速比なのでややこしいのですが、この辺まで
きちんと理解出来る方なら言葉尻のみを取り上げて誤解する、といった
事はさすがに少ないと信じています(汗

と言いつつちょっと揚げ足を取るならば「比率は少ない、多い」ではなく、
「小さい、大きい」ですね。
…もちろん他意はありませんので誤解無き様にお願いしますです。


と、一応分割しておきますね。
さらに続きます。

記事No 6318
タイトル Re^3: ベアリングの規格について
投稿日 : 2011/11/05(Sat) 18:45:41
投稿者 もっちー
参照先
あっごめんなさい
DUは片面ゴムシールでDDUは両面ゴムシールです
ホイールベアリングでしたら私は気にせず使っています。
気になるなら片側シール外せばいい訳ですし。

C3指定は意味があって指定しているのでしょうから、基本的には変えないほうが良いです。

記事No 6317
タイトル Re^2: ベアリングの規格について
投稿日 : 2011/11/05(Sat) 17:01:00
投稿者 ともっち
参照先
もっちーさん早速ありがとうございます。
DUに変えてDDUでもOKなのでしょうか?
また、その件と別に、隙間C3指定の所にはそれ以外使用しない方が良いですか?
ここでは初歩的な質問で恐縮です。

記事No 6316
タイトル Re: ベアリングの規格について
投稿日 : 2011/11/05(Sat) 13:08:15
投稿者 もっちー
参照先
ホイールベアリングですよね?
DUは両面ゴムシールの記号ですので、隙間記号ではありません。
普通の両面シールベアリングでOKです。

まめにメンテする&フリクションロスを小さくしたいなら、開放型にするのも手ですが、通常使用では面倒ですね。

記事No 6315
タイトル Re^3: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその2
投稿日 : 2011/11/04(Fri) 17:37:40
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
申し訳ないです・・・
ぶら下げを間違えました、お手数ですが記事ナンバー6314から
御覧下さい。

リーダー、詳しい解説をありがとうございます。

> 計測方法としては、クランクシャフトにプーリー等を組み込み、プーリーを手で
> 開いていき、WRが外壁もしくはランププレートの末端に当たった状態を把握し、
> その時点でのプーリーのスライド量を計測すればOKなので、それで問題は
> ありません。
> 他には測定方法は無いのですが…厳密に言うならば、WRガイド部を真横から見られる
> 様にプーリーを一部破壊してしまい、その上でちょっとずつ各部を動かしていって
> シビアに計測する、といった手法になりますが…通常はここまでしなくとも良いですね。
> 私もそこまでやっているのはノーマル系プーリー位なので。

これもリーダーのコンテンツ画像をヒントに思いつきました。
組んだ状態だと計測の際、物差しがクランクケースに干渉したり、
目盛りを真上から見れない等で計測し辛かったので・・・
プーリーを一部破壊しての計測は・・・今の所度胸が無いのでいづれやってみます(汗

> ちなみに、ベルトの痕跡をアテにするのも併用するのは大変宜しいですが、
> その場合、プーリーのベルト摺動面にベルト側面がこすれた跡が付いている所は
> 前述のグリッピングポイント部分が擦れた跡である、といった事を忘れてはいけませんね。

確かに最大・最小側双方のグリッピングポイントに強い擦れ痕を確認出来ましたが、それ以外にもありました。

> なので、実際はこのベルトの擦れ跡というものは性格に計測する事はかなり
> 難しく、一般的な手法である摺動面にマジック線を引いておいてどれだけ消えたか、と
> いうのはあくまでこの辺を加味した上での目安にしか過ぎない、といった事も覚えて
> おかれると宜しいかなと。

私は今まで摺動面マジック線の消え具合ですべて判断していました。
摺動面マジック線が全部消えた=プーリーを使い切っている=すべてOK・・・とっ
逆に摺動面マジック線が全部消えていると言う事は、
場合によってはベルト外側はプーリー外周から飛び出している可能性もありますね。

> 実際には、前述の様にベルトの最小かかり径を計測した上で最大減速比を算出し、
> 最大変速状態の最小変速比を把握するには、プーリーの「横スライド量」を
> 測ってからそれを元に計算していくのが基本になります…と言いますか私の場合は
> その手法が一番正確で誤差も少ない手法だったのでそれを採用しています。
> なので、金ちゃんさんの測られたプーリー横スライド量もハイスピードプーリーとしては
> 現実的ですし、全くおかしくはないと私は推測しますよ。

これも計測方法として間違っていないとの事で安心しました。
先にスライド量毎のかかり径変化と減速比や最高速計算式を
表計算に仕込んでしまったので、机上のみで入力していますと
どうしても希望的観測が入ってしまい、
実は14mmとかスライドしているんじゃないか?
とか妄想してしまう始末で(笑
正しい測定方法とそれによって得られた正しい数値を
入力したいと思います。

> ちなみに余談ですが、私はホンダ大径駆動系だとプーリーの横スライド量は
> ノーマルで10o〜10.5o程度だと分析していますね。

おおぉぉ〜これはまた有用なデーターをありがとうございます。
ノーマルの計測をする時に参考とさせて頂きます。

> なお、一般的な意見ですと「プーリーの外側まで引いたマジックが消えてない」といった
> 表現があるかと思いますが、これはあくまで目安であって、ノーマルプーリーの外径より
> 大きなプーリーを使ったからといっても、放射線上に引いたマジック線が消えていないと
> 駄目なんて事はありませんしね。
> そもそも、目視でいくらマジックが消えるとか消えないとかを確認しても、実際には
> 最大変速時、プーリーがフルスライドした時にどの位の減速比になっているのかを
> ノーマルと比較しなくては建設的にはならないんです。

本当にそうですね。
先述した様に今まではマジックが消えるとか消えないとかだけで
良い悪いを判断していましたが、これだけでは消えない分
もう少し変速させたいと希望した場合、どこをどれだけ加工
またはそれに見合ったどの社外品を使えば良いのか、
ベルトの長さを換えたらどうなるのか、
そのように変更した場合最小変速状態となった時
ドリブン側は余力があるのか、
やりすぎになっていないか、
エンジンパワーをロスしていないか等を
事前に予測し考える事が出来ないですしね。

> 「もう4oベルトのかかり径を増大させるには、+1oのプーリーストロークが必要」と
> いう事ですが、これは厳密に言うと…
> ・面角度15°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は3.73oの変化
> ・面角度14°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は4.01oの変化
> ・面角度13°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は4.33oの変化
> こうなります。

これも最重要とも言えるデーターをありがとうございます。
早速帰宅後面角度をもう1度計測してみます、
実は1度両者角度を測ってあるのですが、
その角度から1mmスライド時のかかり径変化をどう算出するか解らなかったので棚上げとなっていたのです(汗
ノーマルよりもカメファクのほうが2°角度が浅かったので
13°だったと記憶してますが、記憶も曖昧なので再度計測と言う事で。

>ホンダ系のノーマル構成であれば、プーリーやフェイスの「面の角度」という物は
> 一律で15°になっているので、4o分ベルトのかかり径を増大させようとすると
> 厳密には1oのプーリーストロークUPでは足りません。
> 15°の面角度の物を1oストロークさせても、ベルトかかり径は3.73oの変化しか
> 起こらないんですよ。
> コンテンツ内では数値の変化を分かりやすくする為に、1oストロークさせると
> ベルトかかり径は4o変わると記していますが、実は現物だとちょっと違うんです。
> …これも出来れば指摘される方が居ないかな〜と思いあえてホンダの例題に対して
> 14°の面角度を元にして数字を書いているのですが、さすがにここまで行くと
> マニアックすぎたかなとも(泣

まさにこれはかなりのマニアックな内容ですね〜
純製フェイスが15°仮にカメファクプーリーが13°とした場合
お互いの角度が違うとまた1mmスライド時のかかり径は変わってきますか?
単純に最大かかり径と最小かかり径の差をプーリースライド量で割れば1mmスライド時のかかり径と成り得ますか?

> この面の角度ってのは基本的に、物理的には14°という角度が最高効率だと
> 言われています。ちなみに理由は分かりませんというか私の脳味噌では(以下略
> が、社外品のプーリーだとここの面角度を極端なまでに変更しているものもあり、
> そんな状態だといくら頭を捻っても計算が合わない、と言う事もあったりも
> するんですよ…

そうなんですね、プーリー面角度は物理的に14°という角度が最高効率・・・
これはあまり考えずそういう物だと認識しておきます。

> ベルトってのは熱が入ればフレキシブルになり、1°程度の角度の違いでは別に
> そこまでおかしな動作はしませんが、他が15°なのにプーリーだけ12°だとかで
> あれば、これはさすがにおかしくなったりします。
> 私もこの手法を行わない事も無いのですが、やっても1°程度が限界で、それ以上に
> 変更するとドライブ側の動作とドリブン側の動作のバランスが崩れやすくなるので
> あまりお奨めは出来ません。

カメファクプーリー・・・当てはまる可能性有りですね(汗

> …もっとはっきり言いますと、カメファクのプーリーだとおそらくではありますが、
> ノーマルと同じ面角度にはなっていないと思われますよ。

これは確実に同じ面角度ではないですね。

> 私、Dio系用の物は角度を測った事がありませんが、他車種用のカメファク製の
> プーリーとフェイス、これが12°と14°で面角度が異なっている上、ノーマルは
> 15°であるという無茶苦茶な構成を目にした事があります。

これは特に重要な事柄なので、しっかり計測してみますね。

> 逆に、これは面角度ではありませんが、WRガイドの形状や特性でも、ノーマルより
> プーリーを押し出す力が弱いという社外品もあり、一体何を考えているのかが
> 分からない社外品プーリー、なんてのもザラにありますから。

ボアキットしかり、アフターパーツは本当に良く吟味しないと怖いですね。

> 次にコチラですが、おっしゃる通り、ノーマルよりはベルトかかり径を大きく出来ないと
> ハイスピードプーリーの名前が泣きますから、その1o+のプーリーストロークを稼ぐ為の
> 余裕を持たせている設計だとは思いますが…
> でもですね、実際にノーマルのプーリーでも、単純に横ストローク量「のみ」を限界まで
> 計測してやると、別に頂点を落とさなくても12o位はいけるんですよ(笑
> WRが先に外壁に当たるからプーリーの横スライド量に反映されないだけであり、
> 私なら、ノーマルプーリーを単純にハイスピード化し、ストローク量を1o程度
> 増やす為にWRの移動量を増やしたとしても、別に山の頂点をごっそり落としたりは
> しませんよ(笑
> そんな事しなくても横ストローク量には元々物理的に余裕がある、というのを分かって
> いるからです。
> カメファクのプーリーでも、別に頂点を低くしていなくても余裕はあるかと思いますが、
> もっともっとスライド量を増やしたいのかな、とも思えますがこの辺は私が開発した
> 訳では無いので分かりませんし、現物も無いので何とも言えないですが…

なるほどです、WRの移動量を稼ぐ加工の可能性もあると言う事ですね。ならべて厚みを比較してみます。

> それと、社外ハイスピードプーリーの外径が大きいのは、最大変速状態に
> 近い状態で巡航している場合にアクセルをOFFにした時、シフトアップがわずかに
> 起こってもベルトの側面プーリーからが飛び出さない様に余裕を持たせていると
> 私は考えていますよ。
> 単純に、ノーマルプーリーも外径は88oですが、実際に最大変速時には
> ベルト外周が居る場所は84φ程度であり、そこから上はただの余裕にしかなって
> いませんからね。

なるほどそう考える方が自然ですね、
これから実際にプーリーへの最大かかり径を求めて行きますが、
こちら側もノーマルと比べてどの程度大きくなっているか検証し、
どの程度余裕を持たせているかも把握したいと思います。

>グリッピングポイントがプーリーの最外周に付いていると
> いったセットは避ける、位でOKでしょう。

了解しました。

> そうでしょうね。カメファクプーリーがわざわざ肉厚を落としてまで細いボスを使って
> いるのは、ベルト裏とボスのクリアランスを稼ぐ為だと私も考えています。
> 単純にプーリーの設計でベルトかかり径を小さくしたいだけならば、ベルト裏がボスに
> 当たっても良いのであれば8.5o厚のベルトで40o位のかかり径なら可能な範囲ですし。
> が、あえて20oのボスでそこまではやらず、わざわざ余裕を持たせて18oのボスを
> 使ってきているという事は、多少ベルトが減った時の事とかをきちんと考えて
> 設計している面が見て取れますね。
> …ま、こういう分析は結果論であって、実際にカメファクがそこまで考えてモノを
> 設計しているのかどうかは誰にも知る事は出来ませんけれども(笑
> 私はおそらくその可能性は半々くらいではないか、と思ってますが。

さすがリーダー、厳しいですね〜(笑
何処かのサイトでホンダ用カメファクプーリーはヤマハプーリーを
ホンダ社に無理やり付ける為にボス外径を削ぎ落としている・・・
だから締め付けトルクが(略・・・
と言うのを見たことがあるのですが、その時はなるほどな〜と思いましたが、
今考えるとちょっとそれとは違うなぁと思えました。

> 現状だと、ベルト裏とボスのクリアランスはかなりの余裕はありますが、だからといって
> GAGの671x18oのベルトを使った場合、ドリブン側のベルトかかり径は113o、これだと
> もはやトルクカム皿のマイナスストローク側への余裕は1oも無いかもしれません。
> この状態であれば、ボスワッシャーを追加するなりすればドライブ側のみを見れば
> ベルト裏側の余裕を持った上でさらにベルトかかり径を小さくする事が可能ですが、
> ドリブン側は閉じ側のマイナスストロークの余裕は完全に足りませんから、真っ当には
> 動かず半クラが一切無くなってベルトがだだ滑りになるのが関の山です。
> なので、金ちゃんさんの分析は大変正確で、現在の仕様と構成であればこれ以上は
> 最大減速比を高める事は不可能である、という結論に他なりません。
> 私も、ホンダ大径駆動系であれば3.000程度が限界だ、と言っているのはまさに
> この辺が根拠の一つになっているんですよ。
> いくら頑張っても、仮にドリブン側からベルトがはみ出ない様に大きなお皿を
> 持ってきたとしても、ベルトセット状態から「閉じ側」へストロークが一切出来ないのでは
> 皿だけでかくても全く無意味だったりしますんで、ね…

これ本当に目視でも限界だと判断できますね、
ベルト外側ははみ出してはいないものの、ドリブン皿の外周端の丸めてある部分の丸め始め辺りまで到達していますし、
実際ベルト文字面はアイドリング時や発進時クランクケースで擦られた痕跡があります。
クランクケースを少し削って防ごうかとも思いましたが、
リーダーコンテンツにここは飛び出し防止のため削らない方が良いと掲載があったのでそのままにしてあります。

> で、これらを理解されている事が前提として…
> そのカメファクプーリー構成であれば、実は手が無い事も無いです。
> これ、仮にベルトをGR1、すなわち5〜6o短いモノをセットしたと仮定しましょう。
> 幅や厚みは同じですから、単純にこれをセットすればドライブ側のベルトかかり径は
> そのままで、ドリブン側かかり径のみ小さくなってしまいます。
> しかし、この状態を逆手に取り、「ドリブン側ベルトかかり径を113oで維持」するといった
> 方向性を考えてみて下さい。
> そうするにはボスを長くする事になりますが…仮に1oボスワッシャーを追加すると
> ドライブ側ベルトかかり系は約3.73o小さくなりますが。
> これでドリブン側ベルトかかり径が、GAGベルトと同じ113oまで戻せたとします。
> とすれば…「ドリブン側ベルトかかり径は現状のまま、ドライブ側ベルトかかり径を
> 小さく出来る」という状況を作り出す事が出来ますよね?
> ボスは18oなのですから、ボスにワッシャーを1o追加して、ベルトかかり径は仮に
> 40.3→36.5oになったとしても、ベルト裏までの余裕は0.75o程度はある訳で。
> さすがに0.75oしか余裕が無いのはちと問題ですが、それでもベルト裏はボスに
> 当たってはいない上、調整によっては最大減速比は3.000を越えていけるかも
> しれませんよ?
> と、こうやって考えると、簡単に「ベルトが長い方がローギヤ傾向になる」という事も
> 一概には言えなくなるんですよ。
> 各部の余裕や動作範囲をしっかり考えていけば、いくらでも発想が広がるんですね。
>
> この細いボスを有効利用すれば、別にベルトがドリブンからはみ出さなくとも
> 現状よりローギヤードな最大限速比を形作る事も不可能ではありません。
> そして当然、それは各部の動作余裕もきちんとふまえた上での構成になります。
> が、当然のごとく最大変速時にプーリースライド量が足らなくなる場合もありますが、
> それはそれできちんと分析を行っていけば、どちらも殺さずに進めていくといった
> 事も可能にはなりますし。
> …この辺こそが駆動系というシステムの面白いところであり、難しい所でも
> あるので楽しいんですよ〜(笑

ほおぉぉぉ〜さすがですね〜
私の理解した所はほんの序の口で、まだそれをもどう自分の車両に生かすかまでには至っておりません。
理解を更に深めつつ、短めのベルト+ボスワッシャーの追加でドリブン側かかり径を変えずに更にローギア状態を作り出す・・・
これらも実践してみます。

> 後最後に。
> こんなモノの考え方をする人間ってのは世の中にはなかなか居ないのが普通であり、
> 一般的には私の様な人間は異端である、といった事はご了承下さい。
>
> 私自身、こういう考え方をする人ってのは片手で数えて事足りる位しか知りませんし、
> 実際の力の掛かり方とかを考察する段階になるとさらに減ります(汗
>
> 言い方がおかしいですが、少なくともネットで検索して出てくるLVの情報や考え方では
> ありませんので、簡単には真偽の確かめようがありませんが、私も色々な方向性を
> 考えた上で一番矛盾が無く整合性の高い理論だ、として採用しているといった事を
> 裏付けとしているので、じっくりご自身の頭で考えて頂けますと幸いです。

リーダー本当にありがとうございます。
まだまだですが、ほん入り口程度でも取っ掛かりが掴めた事は嬉しい限りです。
これからノーマルの再計測・デイトナのもあるのでこれも計測・そしてカメファクの更なる活用、
これらの特性把握等と課題山積みですが、
何時もながらダラダラと取り組んで見たいと思います。
(オイルもありました・・・汗)
そしてDIO50RRさんとリーダーのやり取りが無ければここまで出来ませんでした。
改めてDIO50RRさんにもお礼申し上げます。ありがとうございました。

記事No 6314
タイトル Re^2: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその1
投稿日 : 2011/11/04(Fri) 14:59:39
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
ねぎのリーダー様、こんにちは〜
お忙しい中ご回答ありがとうございます。

> さて今回は、ブログの方でも進められている駆動系の減速比の算出の件と
> いう事で…かなり色々行われているみたいで拝見していて面白いというのは
> 秘密で(以下略

毎日の様に僅かな時間をつなぎ合わせ、何かにとり憑かれたかの様にやってますねぇ・・・もはや異常者の(略

> ベルトを張り、ドライブ側を実回転させた計測では最大減速比は3回転+1/16と
> いう事で、おおむね3.06といった所でしょうか。
>
> あ、金ちゃんさんには実回転計測の場合、フェイスに十字を描いてさらにその間に
> 線を引いていけば1/8回転単位(0.125)までは正確に測れる、といった事をアドバイスして
> 差し上げてますのでココ見られてる皆さんも参考までにどーぞ。

メールでのご指導ありがとうございました、これはとても解り易く目視で即確認出来て、尚且つ1度記入しておけば暫くは消えないので何度でも使えると言うとても素敵な手法でした。是非みなさんもご活用下さい。

> ええ、マジックの当て方によっては特にドライブ側は線を引くのが難しいので
> ホンダ系の場合だと、真上からマジックを差し込むよりは他の方向から
> 差し込んだ方が良いでしょう。
>
> 一番都合が良いのは、ベルトの屈曲率が高くなおかつ円周状に近い状態にまで
> 曲げられている、車体に対して一番前の部分、進行方向側のポイントになります。
>
> で、マジック線の「内側」をノギスで測らないといけませんがマジック線が
> 上手く引けていないと測る箇所によって径が異なったりするのがミソですね(笑
> ちなみに私は先端極細タイプのマジックを使ってたりしますよ。
> 太目の物だと線が引きづらいので…

えっと・・・私の場合ここが一番の難関でした(汗
まだ完璧では無いので更に精進します。大袈裟でなく精度との戦いはマジック選びからすでに始まっていますね。
先端が極細で出来れば柄の部分も極力細い物を未だに物色してます(笑
こうなったらマジックを加工してしまおうかと思ったりしています。

> それと、これはめんどくさいですがドリブン側は全部ばらしてからドリブン皿の
> マジック線を目視確認出来る様にし、きちんとマジック線の内径を測った方が
> より正確性が出せます。
> 一般的な150oサイズのノギスだとホンダ大径ドリブンはちょっと測りづらいので…

やはりそうですか・・・正直な所バラして計測した方が良いのではと思ったのですが甘さが出てしまいました。
今後は再度純製プーリーとかも計測する予定なのでドリブンもバラしてから計測します。
純製はかかり径も小さくなりノギスがドリブンの中心に当ってしまい正確に計測出来なくなると思われますので。

> 次にベルトの芯線の位置もふまえた、「実際のグリッピングポイント」ですが…
> はい、その「ベルト上側のツラ面から2oの場所」で合っていますよ。
> 大正解ですね。おめでとうございまっす〜
> 金ちゃんさんも計算されている通り、実際のマジックで線を引いたドライブ&ドリブンでの
> ベルトかかり径、ベルトの最外周部だと「実際に手で回した減速比」と比較すれば
> 近似値とは言えず、かなりの誤差が出てしまっていますよね。
> ならば、実際にベルトがプーリー等のお皿、ベルト摺動面に対して喰い付いて回して
> いるのはベルトの最外周では無い、逆算すればもっと内側のはず、という事に
> 他なりません。
> そしてその芯線が入っている場所こそ、
> 「ベルトとして一番負荷が掛かる点であり、強化しておかなければならない場所」という事です。
> 仮に一番外周がグリッピングポイントなのであれば、ベルトの背中面にはケブラーの
> 芯線がむき出しに近くなっていないとおかしい訳ですしね(笑
> だからこそ、グリッピングポイントは2o内側、なおかつそこに芯線がある、といった事の
> 証明にもなっています。

おおぉぉぉぉ〜正解ですか〜
良かった〜ありがとうございます〜(歓喜
実際に芯線位置を測れば答えは出ますが、実際の最大減速比を算出する中でその裏づけもとれて良かったです。

> これ、引っ掛け問題みたいで申し訳ありませんが…ベルトかかり径を2oだけ減算して
> そのまま再計算してしまうとか、ドライブ側だけ減算してドリブン側はそのまま、と
> いった方も過去におられたんですよね。
> (※これは直接のメールのやり取りですが)
> なので一発で正解を出されたのは素敵だと私は思いますよ〜

これは一番の基本と言うか、手始めのベルト裏とボスのクリアランスを求める際に加味するベルト厚み×2を思い出したので比較的すぐ解りました。当然ドリブン側もグリッピングポイントが存在するベルトがかかっているので(略

> これを単純に割ってやれば解は「3.006」と。
> 実回転計測の最大減速比計測値と0.1も変わらない、立派な近似値と言えるでしょう。
> 減速比的には各部の寸法差や固体差等で、0.1程度は誤差があってもやむなしと
> いった物なので、ここまで正確に出せているのであれば全く問題は無いと私は判断します。

ようやく一致しましたね〜(疲
まずはここがクリア出来ないと、今現在の自身の駆動系構成でどのような事が起きているのか、また今後純製改や他社のプーリーを使うにしてもマグレ当り的なパーツチョイスや加工になってしまいますからね。ケチる訳では無いですが、費用対効果の見極めにも役立てるかなと思いました。

> という訳でして。
> 大正解ですので何か特典を、とも思いますのでリクエストあれば是非どーぞ(笑
> …あまり高いものとかは駄目ですけども(汗

いやいやそれでは遠慮無く・・・ではなく(汗

これだけ有意義な勉強をさせて頂いているのですから、それで充分特典を頂いていると感じておりますので(笑

> 実はこのベルトのグリッピングポイントを掲示板等で明らかにしたのはこれが初めてに
> なるのですが、基本的に上から2oの点がグリップしている、と考えて私も色々な
> 物事を考えていますね。
> これ、コンテンツでも多少触れていますが、例題のDioのみならずヤマハやスズキの
> 一般的な原付一種&ニ種車両においても、ベルトの芯線位置は「上から2oの点」で
> 把握していても良いです。

なるほどそうですか、確かに今手持ちのカメファク・デイトナ・23100-GAG-J52どれもほぼ2mmの位置に芯線が入っていました。DIO50RRさんとの質疑応答の中にヒントがありましたね。

> 実回転での最大減速比計測と、ベルトかかり径マジック計測+減算の解は、
> 新車状態で計測を行った場合、双方ともサービマニュアル記載の最大減速比の
> 値に対してかなりの近似値になりえるんですよ。

昨夜と言うか今朝ですが、HG刻印のランプを含めて純製プーリーで再計測してみました。実回転計測とベルトかかり径マジック計測+減算の値は一致したのですが、サービスマニュアルとの誤差が出てしまいました。結果としては2.39でした。おおよそ0.5程度の誤差となります。これはマジックマーキングかベルトのセット状態が悪かった物によると思いますので後日条件を整えて再計測します。

> 仮に、これが私が縦型AF28ZXやGダッシュしか知らない人間だったとすれば、
> こういった理論の立証は絶対に不可能であった事は間違いありませんね…(汗

他車種に乗ったり、弄ったりも重要なのですね。
私も出来る限りその様に努力したいと思います。今の所レッツ2しかありませんが・・・

> さてさて、上の文章はまたいずれコンテンツに追加するとしまして…
> あ、質問板とかで公にずばっと正解者の方が出た場合にはしっかり「上から2o」を
> コンテンツ内に記載しようと思っていたというのは秘密ですが(笑

そうだったんですか〜記載しなくても良い気もしますが(笑
色々考えながら取り組む一環になっていますし・・・
とは言えこのレスに記載してしまったので手遅れですが(汗
ここは管理人様の方針次第と言う事でひとつ。

> えと、ココまで来るとちょっと突っ込ませて頂きますが、「最大変速状態」の減速比、
> もしくは変速比でも良いですが、その場合は「比」としては最大ではなくて
> 最小になっているので、この場合は「最小変速比」もしくは「最小減速比」と記して
> いくべきです。
> 言葉の意味が全く逆になってしまいますのでご注意下さい。
> 「2.850:1」と「1:0.860」であればどちらが「比」としての数値の差でかいか、という事で。
> 本来なら1:0.860であれば「増速比」なんですが、これはサービスマニュアルでは
> 減速比が1を切っていても「減速比」と記しているので私はそれに従っています。
> 「最大変速している状態」は「最小」減速比もしくは変速比になりますのでお間違え
> 無き様にお願い致しますね。
> …ややこしいのですがコレ間違ってると意味が逆転してしまうので。

そうでした・・・まだうろ覚えでしっかりと頭の中で整理整頓されていませんね(汗

状態として最大変速している場合、減速比としては最小で
例えば最高速巡航状態では駆動系で減速されている比率が少ない。

状態として最小変速の場合、減速比としては最大で
例えばアイドリング維持状態では駆動系で減速されている比率が多い。

このようなイメージでしょうか。

続きへ・・・

記事No 6313
タイトル ベアリングの規格について
投稿日 : 2011/11/04(Fri) 13:59:50
投稿者 ともっち
参照先
リーダー様、モッチーさん先日はご指導ありがとうございました。
画像板の方にも投稿させていただきましたが、無事に撤去完了致しました。
ところで、既出でしたら恐縮なのですが、パーツリストでのメーカー指定でB6203DUとあるドライブアクスル部のベアリングなのですが、
末尾のDUに代用可能な品番ですと何になるのでしょうか?
また、C3規格指定でない場合、末尾CM品番を使用しても問題ありませんでしょうか?

記事No 6312
タイトル Re^2: 変速比(減速比)について かなりマニアなレスその2
投稿日 : 2011/11/04(Fri) 07:31:52
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
続きです。


> 現時点ではジャンクのクランクに駆動系を組み込みベルトを痕跡の位置に当てがい
> どの程度横スライドしているか計測してみました。
> カメファクの場合12mmでしたが、ここから補正する事項はあるのでしょうか?
> もしくは他に計測方法か計算方法がありますでしょうか?

計測方法としては、クランクシャフトにプーリー等を組み込み、プーリーを手で
開いていき、WRが外壁もしくはランププレートの末端に当たった状態を把握し、
その時点でのプーリーのスライド量を計測すればOKなので、それで問題は
ありません。

他には測定方法は無いのですが…厳密に言うならば、WRガイド部を真横から見られる
様にプーリーを一部破壊してしまい、その上でちょっとずつ各部を動かしていって
シビアに計測する、といった手法になりますが…通常はここまでしなくとも良いですね。
私もそこまでやっているのはノーマル系プーリー位なので。


ちなみに、ベルトの痕跡をアテにするのも併用するのは大変宜しいですが、
その場合、プーリーのベルト摺動面にベルト側面がこすれた跡が付いている所は
前述のグリッピングポイント部分が擦れた跡である、といった事を忘れてはいけませんね。

通常、プーリーの外の方には強くこすれた跡が付いているかと思いますが、これのさらに
外側にもある程度擦れた箇所はあり、ここはベルト側面が上ツラから2oより上の
部分が擦れている所です。

さらにもっと「外周側」になると、アクセルOFF時にシフトアップが起こった時にいくらかは
ベルト側面が外周側にはみ出し、スリップしつつそこを擦っている跡でもあったりします。
(全力グリップではないので、グリッピングポイントよりは弱めの当たり跡になります)

なので、実際はこのベルトの擦れ跡というものは性格に計測する事はかなり
難しく、一般的な手法である摺動面にマジック線を引いておいてどれだけ消えたか、と
いうのはあくまでこの辺を加味した上での目安にしか過ぎない、といった事も覚えて
おかれると宜しいかなと。


実際には、前述の様にベルトの最小かかり径を計測した上で最大減速比を算出し、
最大変速状態の最小変速比を把握するには、プーリーの「横スライド量」を
測ってからそれを元に計算していくのが基本になります…と言いますか私の場合は
その手法が一番正確で誤差も少ない手法だったのでそれを採用しています。

なので、金ちゃんさんの測られたプーリー横スライド量もハイスピードプーリーとしては
現実的ですし、全くおかしくはないと私は推測しますよ。
ちなみに余談ですが、私はホンダ大径駆動系だとプーリーの横スライド量は
ノーマルで10o〜10.5o程度だと分析していますね。


なお、一般的な意見ですと「プーリーの外側まで引いたマジックが消えてない」といった
表現があるかと思いますが、これはあくまで目安であって、ノーマルプーリーの外径より
大きなプーリーを使ったからといっても、放射線上に引いたマジック線が消えていないと
駄目なんて事はありませんしね。

そもそも、目視でいくらマジックが消えるとか消えないとかを確認しても、実際には
最大変速時、プーリーがフルスライドした時にどの位の減速比になっているのかを
ノーマルと比較しなくては建設的にはならないんです。

仮にDio-ZX系ならば最大変速状態の最小減速比は0.860程度ですが、これが
0.800位になったのかな〜とかってのを把握しないと、いくらでかいプーリーを
使っても見た目だけの無意味チューンである、という事はもはや言うまでも
ありません。



> 仮説ですが、純製プーリー外径88mm、カメファク外径92mmと4mm差があるのですが
> 純製プーリー使用時11mmが最大横スライド量とした場合、もう4mm変速させるには
> 12mm程度のスライド量が必要だと思うのですが、

次にコチラですが、ちょっとだけ違っていますね。

「もう4oベルトのかかり径を増大させるには、+1oのプーリーストロークが必要」と
いう事ですが、これは厳密に言うと…

・面角度15°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は3.73oの変化
・面角度14°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は4.01oの変化
・面角度13°=プーリー1oストロークにつきベルトかかり径は4.33oの変化

こうなります。

ホンダ系のノーマル構成であれば、プーリーやフェイスの「面の角度」という物は
一律で15°になっているので、4o分ベルトのかかり径を増大させようとすると
厳密には1oのプーリーストロークUPでは足りません。
15°の面角度の物を1oストロークさせても、ベルトかかり径は3.73oの変化しか
起こらないんですよ。


コンテンツ内では数値の変化を分かりやすくする為に、1oストロークさせると
ベルトかかり径は4o変わると記していますが、実は現物だとちょっと違うんです。

…これも出来れば指摘される方が居ないかな〜と思いあえてホンダの例題に対して
14°の面角度を元にして数字を書いているのですが、さすがにここまで行くと
マニアックすぎたかなとも(泣

ちなみにヤマハ系は各部の面の角度は14°になっており、これも一応知っていないと
他メーカーの車両には応用が効かず、計算が狂うという事もあったりします。
あ、スズキ系は15°基本っぽいですね。


と、ここでもういっちょ補足になりますが…
この面の角度ってのは基本的に、物理的には14°という角度が最高効率だと
言われています。ちなみに理由は分かりませんというか私の脳味噌では(以下略

が、社外品のプーリーだとここの面角度を極端なまでに変更しているものもあり、
そんな状態だといくら頭を捻っても計算が合わない、と言う事もあったりも
するんですよ…

ベルトってのは熱が入ればフレキシブルになり、1°程度の角度の違いでは別に
そこまでおかしな動作はしませんが、他が15°なのにプーリーだけ12°だとかで
あれば、これはさすがにおかしくなったりします。

私もこの手法を行わない事も無いのですが、やっても1°程度が限界で、それ以上に
変更するとドライブ側の動作とドリブン側の動作のバランスが崩れやすくなるので
あまりお奨めは出来ません。


…もっとはっきり言いますと、カメファクのプーリーだとおそらくではありますが、
ノーマルと同じ面角度にはなっていないと思われますよ。
私、Dio系用の物は角度を測った事がありませんが、他車種用のカメファク製の
プーリーとフェイス、これが12°と14°で面角度が異なっている上、ノーマルは
15°であるという無茶苦茶な構成を目にした事があります。

しかもこれは劣化でそうなっているのではなく、新品状態ですでにそうなっており、
狙いは分からなくも無いのですが社外品でもノーマルと同じ面角度である、と
決め付けて分析してしまうのは良くありません。

実際、面角度のみで物を言うと15°よりは14°や13°の方が、同一の力で
プーリーを押し出した場合に力のロスが少なくなり、強い力でプーリーを押し
ベルトを挟みこめる為にメリットもあるのですが、だからといってそこだけを
考えても駄目で、あまりに各所がちぐはぐであるとお話にならないんですよね…


逆に、これは面角度ではありませんが、WRガイドの形状や特性でも、ノーマルより
プーリーを押し出す力が弱いという社外品もあり、一体何を考えているのかが
分からない社外品プーリー、なんてのもザラにありますから。

もちろん私はそんな設計のプーリーは大っ嫌いで、他との整合性を考えずに
オリジナル設計でこしらえている物を使うと、こういった点で単純で素直な
プーリーにならない、といった事がザラにあるので(笑

どこかで以前も書きましたが、Dio-ZXと非ZX系の「両方」に対して共通品とした
社外品プーリーなんてその代表格で、元々双方で結構特性が異なるのに
くっつくから、といってどっちもいけます、なんて品なんかはもうちょっと考えろよ、と
思いますしね。
と言うかDio系舐めんなよ、と(笑


と、話が飛びましたが、こういったベルトかかり径とプーリースライド量をきちんと
把握していきたいならば、とりあえずベルト摺動面の角度というものは一応は
最初に計測しておくべきですね。
これはプロトラクターで簡単に測れるので是非お試し下さいな。



> これを稼ぐためにプーリーの頂点を1mm程度
> 低くしてスライド量を稼いでいるのではと・・・

次にコチラですが、おっしゃる通り、ノーマルよりはベルトかかり径を大きく出来ないと
ハイスピードプーリーの名前が泣きますから、その1o+のプーリーストロークを稼ぐ為の
余裕を持たせている設計だとは思いますが…

でもですね、実際にノーマルのプーリーでも、単純に横ストローク量「のみ」を限界まで
計測してやると、別に頂点を落とさなくても12o位はいけるんですよ(笑

WRが先に外壁に当たるからプーリーの横スライド量に反映されないだけであり、
私なら、ノーマルプーリーを単純にハイスピード化し、ストローク量を1o程度
増やす為にWRの移動量を増やしたとしても、別に山の頂点をごっそり落としたりは
しませんよ(笑

そんな事しなくても横ストローク量には元々物理的に余裕がある、というのを分かって
いるからです。

カメファクのプーリーでも、別に頂点を低くしていなくても余裕はあるかと思いますが、
もっともっとスライド量を増やしたいのかな、とも思えますがこの辺は私が開発した
訳では無いので分かりませんし、現物も無いので何とも言えないですが…


それと、社外ハイスピードプーリーの外径が大きいのは、最大変速状態に
近い状態で巡航している場合にアクセルをOFFにした時、シフトアップがわずかに
起こってもベルトの側面プーリーからが飛び出さない様に余裕を持たせていると
私は考えていますよ。

単純に、ノーマルプーリーも外径は88oですが、実際に最大変速時には
ベルト外周が居る場所は84φ程度であり、そこから上はただの余裕にしかなって
いませんからね。

後、ホンダのノーマルトルクカムなら溝は90°なので、アクセルOFFでもシフトアップは
行われないのですが、さすがにアクセルOFF時にはベルトはちょっとはたわむので
ある程度がグリッピングポイント+2oを越えてベルトが擦っているといった面もあると
補足させて頂きますね。

ちなみにこれがクレアカムだともうちょっと派手にシフトアップしてますよ。
とはいえこの辺は難しいので、グリッピングポイントがプーリーの最外周に付いていると
いったセットは避ける、位でOKでしょう。


> さらにこの設定ですとボスが20mmではベルトとボスのクリアランスが0.6mm程度しか無いため
> 18mmまでボス外径をそぎ落としクリアランスを確保しているでは?

そうでしょうね。カメファクプーリーがわざわざ肉厚を落としてまで細いボスを使って
いるのは、ベルト裏とボスのクリアランスを稼ぐ為だと私も考えています。

単純にプーリーの設計でベルトかかり径を小さくしたいだけならば、ベルト裏がボスに
当たっても良いのであれば8.5o厚のベルトで40o位のかかり径なら可能な範囲ですし。

が、あえて20oのボスでそこまではやらず、わざわざ余裕を持たせて18oのボスを
使ってきているという事は、多少ベルトが減った時の事とかをきちんと考えて
設計している面が見て取れますね。

…ま、こういう分析は結果論であって、実際にカメファクがそこまで考えてモノを
設計しているのかどうかは誰にも知る事は出来ませんけれども(笑
私はおそらくその可能性は半々くらいではないか、と思ってますが。


> 2.6mm程度のクリアランスがあればもう少し落とし込めそうな感じもしますが、
> ドリブン側はすでに限界目一杯でこれ以上やりようは無いと感じましたが如何なものでしょうか?

はい。その分析で大正解です。
現状だと、ベルト裏とボスのクリアランスはかなりの余裕はありますが、だからといって
GAGの671x18oのベルトを使った場合、ドリブン側のベルトかかり径は113o、これだと
もはやトルクカム皿のマイナスストローク側への余裕は1oも無いかもしれません。

この状態であれば、ボスワッシャーを追加するなりすればドライブ側のみを見れば
ベルト裏側の余裕を持った上でさらにベルトかかり径を小さくする事が可能ですが、
ドリブン側は閉じ側のマイナスストロークの余裕は完全に足りませんから、真っ当には
動かず半クラが一切無くなってベルトがだだ滑りになるのが関の山です。

なので、金ちゃんさんの分析は大変正確で、現在の仕様と構成であればこれ以上は
最大減速比を高める事は不可能である、という結論に他なりません。

私も、ホンダ大径駆動系であれば3.000程度が限界だ、と言っているのはまさに
この辺が根拠の一つになっているんですよ。
いくら頑張っても、仮にドリブン側からベルトがはみ出ない様に大きなお皿を
持ってきたとしても、ベルトセット状態から「閉じ側」へストロークが一切出来ないのでは
皿だけでかくても全く無意味だったりしますんで、ね…


で、これらを理解されている事が前提として…
そのカメファクプーリー構成であれば、実は手が無い事も無いです。

これ、仮にベルトをGR1、すなわち5〜6o短いモノをセットしたと仮定しましょう。
幅や厚みは同じですから、単純にこれをセットすればドライブ側のベルトかかり径は
そのままで、ドリブン側かかり径のみ小さくなってしまいます。


しかし、この状態を逆手に取り、「ドリブン側ベルトかかり径を113oで維持」するといった
方向性を考えてみて下さい。

そうするにはボスを長くする事になりますが…仮に1oボスワッシャーを追加すると
ドライブ側ベルトかかり系は約3.73o小さくなりますが。
これでドリブン側ベルトかかり径が、GAGベルトと同じ113oまで戻せたとします。

とすれば…「ドリブン側ベルトかかり径は現状のまま、ドライブ側ベルトかかり径を
小さく出来る」という状況を作り出す事が出来ますよね?

ボスは18oなのですから、ボスにワッシャーを1o追加して、ベルトかかり径は仮に
40.3→36.5oになったとしても、ベルト裏までの余裕は0.75o程度はある訳で。

さすがに0.75oしか余裕が無いのはちと問題ですが、それでもベルト裏はボスに
当たってはいない上、調整によっては最大減速比は3.000を越えていけるかも
しれませんよ?


と、こうやって考えると、簡単に「ベルトが長い方がローギヤ傾向になる」という事も
一概には言えなくなるんですよ。
各部の余裕や動作範囲をしっかり考えていけば、いくらでも発想が広がるんですね。

この細いボスを有効利用すれば、別にベルトがドリブンからはみ出さなくとも
現状よりローギヤードな最大限速比を形作る事も不可能ではありません。
そして当然、それは各部の動作余裕もきちんとふまえた上での構成になります。

が、当然のごとく最大変速時にプーリースライド量が足らなくなる場合もありますが、
それはそれできちんと分析を行っていけば、どちらも殺さずに進めていくといった
事も可能にはなりますし。

…この辺こそが駆動系というシステムの面白いところであり、難しい所でも
あるので楽しいんですよ〜(笑



とまあ、無茶苦茶に長くなりましたが。
今回はコンテンツに無い事をかなり記しましたので、ひとつひとつじっくりと
考えていかれると宜しいかと思います。


後最後に。
こんなモノの考え方をする人間ってのは世の中にはなかなか居ないのが普通であり、
一般的には私の様な人間は異端である、といった事はご了承下さい。

私自身、こういう考え方をする人ってのは片手で数えて事足りる位しか知りませんし、
実際の力の掛かり方とかを考察する段階になるとさらに減ります(汗

言い方がおかしいですが、少なくともネットで検索して出てくるLVの情報や考え方では
ありませんので、簡単には真偽の確かめようがありませんが、私も色々な方向性を
考えた上で一番矛盾が無く整合性の高い理論だ、として採用しているといった事を
裏付けとしているので、じっくりご自身の頭で考えて頂けますと幸いです。


ではでは。
ツッコミ等あれば本気でどしどしお寄せ下さいませ。
ここを見られた他の方々もご意見あれば遠慮無くお願いしますです。
管理人でした〜
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