記事No |
: 5293 |
タイトル |
: Re^8: JOGのフロントサスのお勧めチューン |
投稿日 |
: 2008/11/18(Tue) 01:43:54 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
こーたさん毎度でございます〜
なるほど、こーたさんはバイク歴も年季の入ってる方だったのですね。 そして今までは2種系を好んで乗られていた、と。
こういった事も今となっては分かるのですが、やはり文面と言う物は 書かれている事それのみで人となりを判断しなければなりませんので、 多少の誤解もあった事、ご容赦下さいませ。
> ZRの中古のフォークを購入して取り換えると書いたのは、現状の > ノーマルでも良いと言われてるフォークと比較する為です。 > 今付いているフォークをいじると改悪になった場合元に戻せないからです。
コチラも、こういう事でしたら良く分かります。 ですが、それを踏まえても中古はしっかりとO/Hを行ってから 比べられるのが一番ですね。
> ここで一つ質問なのですが、車のスプリングはちゃんとしたメーカー品 > ならあまりヘタらないのですが、スクーターのスプリングって走り方に > よるのはわかりますが、どれくらいもつものなのですか?
ヘタリと言う物をどの程度の劣化とすべきかにより変わって来るのですが、 1万kmも普通に乗ればスプリングの自由長は数mm単位で短くなって いる事も多いです。
しかも台湾ヤマハ系のJOGですと、きちんとしたオイルダンパーとはいえ 各部パーツのコストが非常に安い事を考えると、実際にはそこまで 持たないと考えていた方が良いでしょう。
と言いますか、車のサスとは違い、フロントフォークスプリングの場合は 動く量や負荷が格段に大きいので、定期交換部品としても良い位ですからね。
> 車のショックなら3万キロでオーバーホールした方がいいでが。
こちらも、仕組み的には近いスクーターの社外リヤショックであれば 贅沢を言うならばダンパーが抜けた時点で新品交換しても良い位ですが(笑
基本的に非分解式なので、O/Hのコストを考えるとリヤサスはASSYで 交換の方が無難です。
> 正確な油面ってどのように測るのでしょうか?
これは規定量のオイルを入れた場合を基準とし、出来ればフォーク内の エアが抜けるまで半日程度放置し、その上でインナーチューブ最上部から 油面までの距離を基準とします。
計測は測定&調整ツールもありますが、基本はノギスの尻で上等ですね。 これを一応の基準とし、一般的には規定量のオイルを入れた場合の 油面データは公開されていないので、基準を作り自身にて色々と 調整するしかありません。
油量を1cc単位で管理するよりも、油面をo単位で管理した方が スクーター系の小容量フォークだと余計に分かりやすいですしね。 (※通常のバイクの様に100ccとか200ccとかのオイルが入る訳では 無いので、容量管理ではシビアになりすぎ上手く行かないのです)
後、油量の管理ではメスシリンダーを使ったとしても、粘度があるので 容器壁面に残ってしまうオイルが絶対に数ccは出ますんで、これも 不正確になる原因です。
仮に50cc入れたい場合、容器に100cc入れておいて50ccのみ入れるという 手法だとまだマシですが、オイル粘度を考えるとそれでも100%の 「想定量」を確実に入れる事は不可能なんです… 混合給油方式の様に、容器をガソリンで洗って内容物を全部入れられる 訳ではありませんからね。
> > そもそも、そういうのを外注するならばノウハウのあるチューニング屋に > > 頼むべきですね。 > > それはそうですね。 > 4輪でもビルシュタインならメーカーか、ビルシュタインでレース用の > ショックを作ってるエナペタルに出しますもんね。
ええ、おっしゃる通りなんですが、「街乗りを想定した乗り心地」と なると、そうそう出来る所は少ないであろうというのも現実ですけどね…(泣
> 過去にエンジン回りをバラす時にソケットレンチではレンチの頭が大きくって > 回せなく、小さなソケットレンチだと長さが足りずって感じでスクーターって > ほんと工具泣かせだと思っていたものですから。 > フロントカウルを開けて確認しました。 > フォークは大丈夫そうですね。 > かなり誤解を生むような書き方になったことを謝ります。 > 山田様、ねぎのリーダー様、申し訳ありませんでした。
いえいえ、これもご自身で作業出来そうであると言う事が確認出来た だけでも良いと思いますし、整備士さんであれば作業自体は簡単な LVですからね。 トップキャップを先に外さないとインナーチューブが抜けない点のみ 気をつければ良いと思います。
ちなみに工具は12.7sqではなく9.5sqを基準としたサイズを使えば そうそうトルク的にも無理なく作業出来ますよ。 10kgm/fとかで締める所なんて限られてますから(笑
> タイヤの件ですが > これも4輪の話で申し訳ないのですが、グリップは同じくらいのクラスでも > ミシュランのサイドウォールはピレリーの倍は長持ちします。 > スクーターの場合10インチでしかもタイヤ幅が細いですからタイヤへの > 負担が大きいと思います。
なるほど、私はミシュランやピレリは車に履かせた事が無いので 知りませんでしたが、これもおっしゃる通り、10インチだとサイド ウォールが駄目な時点でコンパウンドはすでに石になっていますからね(笑
> 同じ1万円を出すのであれば、性能のいい長持ちするタイヤが欲しいと > 思いまして。
これも、実際にストリートタイヤとハイグリップタイヤを比べても、 確かにコンパウンドの柔らかさで言えばハイグリップの方が柔らかく、 減りやすいのは確かですが、10インチは元々、出している速度に対しての 「タイヤの回転数」が非常に多いので、どっちみち減るんですよね。 スリップサインまでにストリートタイヤが5000km持つとしても、 ハイグリップでも4000kmといった所ですから。 値段的な物が耐久性に現れにくいとも言えます。
ちなみに、10インチだと1万kmは絶対持たないのでこれも覚えておかれると良いですね。
> やはりフォークの良い社外品ってなさそうですね。 > 私の情報不足で知らないだけだと思ってました。
これは残念ながらそういうモノだと認識して頂くしかありません(泣 リヤ荷重の大事なスクーターでは、リヤサスはそれなりに選ぶ余地が ありますが、フロントは近年になって出てきた物が多いのでなんとも 悲しい所ですね。
と、また長くなりましたが、また不明瞭な点があればご質問下さいな。 管理人でした〜
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