記事No |
: 2047 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: キャブの油面? |
投稿日 |
: 2024/05/15(Wed) 18:45:30 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
なおすけさん、こんばんはです。
なるほど…チューン内容を拝見した限りでは、7500ミートでは少々低いとも思われますよね。 しかし、セカンダリシーブがミートより先に動き出してしまわない位WRを軽くして、なおかつ 理想的なミート回転で変速が12000rpmなのだとしましたら…おっしゃる通り実用的ではありませんよね…
…ミートを下げ、それに合わせて変速回転数まで下げてしまうのでは、もしパワーバンドを 外れた場合走らないのは目に見えてますかね。 ただ、ミートタイミングと変速回転数がちょっとかけ離れているとも思うのですが… (私、ミートはパワーバンド内が鉄則、だと解説しておりますが、実質はロスもありますので ある程度は高めのミートセッティングを好みますが)
しかしセッティングの方向性としては、12000rpm変速の様な感じが理想的だと思いますよ。 扱いにくいからという理由でミートを下げてしまったのでは、チューンした意味がありませんし。
ここからはあくまで私の個人的な見解ですが…パワーと扱いやすさはなかなか両立出来る物では 無いと私は思っているんですよ。 負荷の大きい0発進時には、かなりのトルク、といいますか滑らかなパワーの立ち上がりが必要だと思うんです。
なおすけさんの仕様は3ポート&ハイチューンな排気ポートの様ですし、キャブも大きいので こういった場合ですとどうやってもスロー系&アクセル小開度域のバランスは取りづらいと 思われます。
(用は「アクセルを開ける瞬間」と「クラッチがミートして絶大な負荷が掛かる瞬間」と 「スロットルバルブが開く瞬間」のバランスがシビアすぎるエンジンになっている、と いう事でしょうか)
先にもご説明しましたが、もっと下からパワーを出す仕様にしないと、現状では誤魔化しすら 効かない仕様になっているのが大きいと思います。 (シリンダーを換えるとこの症状が起きない、という事が物語っているかと)
私の経験上、チャンバーとポートのタイミングがかけ離れたり、キャブがシビアすぎる物の 場合は、絶対にセッティングが出ない、という事も何度かありましたしね。
最後に…流速についてですが、排気ポートが掃気ポートの上に被る様なポートの場合、排気ポートが 開いた瞬間には、「一瞬の排気の流速」は優れています。 しかし、変則的なポートである以上、(この場合排気ポートが開いて行くほど開口面積が狭くなっていると思いますが) 掃気ポートが開いた頃には、いくら「下絞り」の排気ポートだとしましても、すでにチャンバーで 掃気(吸気)を引っ張っていく効率はかなり落ちていると思いますよ。
すなわち、掃気流単体でも流速はかなり落ちているはずです。 この様な場合、排気ポートと掃気ポートのタイミングを近づけるのが定番ですね。
すごい長文になってしまいましたが…結局私が何を言いたいかと申しますと、根本的なバランスを セッティングで誤魔化すのには限界がある、というコトなんですよ。 …私はなおすけさんのBW`sに乗った事がある訳では無いので、とても失礼な物言いかとは思いますが、 私の考え方ではこの辺りが限界かと思いますので…ご一考頂けると幸いです。
それでは失礼します。 管理人でした。
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