記事No |
: 5649 |
タイトル |
: Re^2: メイン掲示板のトルクカム溝の力の変化率について |
投稿日 |
: 2010/01/10(Sun) 03:14:28 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://www.neginoleader.com |
かゲぼうしさん毎度でございま〜 今回もボロが出るんじゃないかとびくびくしてる管理人です(汗
> 新車から結構な距離をノーマル出荷状態で乗っていたものですから… > 新品状態でもグリス塗布ってあると思ってました。
距離を乗ったら気付かないと思いますが、これはやむなしですね。 グリスレスタイプWRの車両なら、新車をバラしてもグリスは一切 WRには塗られていませんね。
が、他にも実は「油分」が出てくる所も微妙にあったりもするんですが これは現段階では秘密と言う事で。
> ドリブン側でも、グリスが飛び散ってクラッチが滑ったこともあります (汗
ドリブン側Oリングやオイルシールが劣化すると顕著ですよねコレは。 距離でもイカれる事があるのでこれはマメなチェックが必要ですし、 ここがげちょげちょだといくらプーリーとか脱脂しても何の役にも 経ちませんしね(笑
> 次に、トルクカムによる力の変換ですが、管理人さんのレスで安心することができました。 > タンジェントはあくまで、『過去の間違った解釈』の例示です。 > 今の解釈では三角形は2つ有りますから、大丈夫ですよ! > > それもレスにあった通りの、2段階の求め方です。 > 第一の力は、『ガイドピンに掛かる力』の『溝方向の力』への変換ですね。 > そして第二の力、『溝方向の力』から『軸方向の力』が発生するんですよね。 > そして、これこそがカムの働きによりベルトを挟み込む力であると。
ええ、大正解…って私が言って良いモノかどうか迷いますが、 私の結論としてはそう言う事になりますね。
> ピンの位置…ニヤリ (笑)。 > ガイドピンに掛かる力、ってことですね。 > これも有効半径にしないと実用的ではないですよね。
さすがにお気づきの要で様ですね(汗 とはいえ、これはピンの頭って線ではなく点で接触していると いう事をふまえ、ある程度の半径にてモノを考えていますよ。
> しかし可変ではありませんから、セッティングでは他の要素を変化させるしかない、と。
その為に溝を変化させる必要がある、と言う事だと私は考えています。 ベルトかかり径による伝達トルク=トルクカム効きの低下だけでは 補いきれない事は多々ありますしね。
> そして曲線溝ですよ! > 円弧ではないのは解ります。しかし確かに現実的ではないですね。 > NC切削でさえ、Gコードによる制御では直線と円弧の組み合わせですから、 > 関数のグラフの形に切り抜くなんてできない話ですorz
ですね。 なんらかの関数グラフの形に切り抜く…仮にこれを行うとすれば手作業で 行った方がまだマシなモノが出来るかと思いますし。
で、そのグラフにしても、「曲線」を形作る必要ってのは別に 無いと思いますよ?(謎
> 『そのプーリースライド量での最適溝角度』というのはあると思うんです。
これはですね、スライド量がいくつで減速比がいくつだから、トルクカムの効きは これくらいで良い、というのはエンジンの軸トルクと走行負荷が同一であれば 理想に近い物が出せるかと思うんですよ。
が、そういった「条件」が変化するとこれまたそれでは駄目で、車重が同じでトルクが 倍あるエンジンとかですと、同一の変速比でもトルクカムの効きはがっつりと強くなるので その「実際に引かれているベルトに対してベルトを最低限張る力」って方を私は考えてます。
とはいえ、これは計算だけでは難しい面もあり、クランク軸トルクが何kg位ある場合には トルクカムが何kgで効く、までは計算で出ますが、そこから先はとっても難しく、車重が あって発進時にベルトスリップが大きそうな車体だと、そのスリップ率ってのが完全に 判明しないと、実際にトルクカムで「何kgの力」を出せば最高効率なのかが全く 判断出来ないんです…
仮に50kgの力でベルトが引かれていても、50kgで挟めばOKなのかと言えば そうではない、と言う事ですね…_| ̄|○
この辺になってくると体感と実験も大事ですし、ノウハウも必須になって来るので 一筋縄では行かないのが駆動系の面白さ、って事だと考えて私は楽しんでます(笑
ではでは。 また長くなっちまいましたが本日はこれにて失礼〜 管理人でした。
|