DIO50RRさん初めまして。 当HP管理人のねぎのリーダーでございます。 当サイトを参考にして頂けている様で嬉しいですよ。
さて、DIO50RRさんは90年式のAF18Dioにお乗りという事ですが、 この車種もめっきり見なくなって久しいですねえ。 大切にしてあげてほしいものですよ〜
> 昨年中古の1オーナー車を買い順調に走ってきたのディオですが、最近になってたまにノッキング?を起こしているかと思われます。 > 本当にノッキングなのか分からないのですが、今までこんな経験なかったので思い切って質問させていただきます。
で、早速ご質問の内容ですが… まず、「ノッキング」という症状は通常はなかなか起こりえるものでは 無い、という事を最初に述べさせて頂きますね。
これはハイチューンエンジンでもエンジンをしっかりこしらえていれば なかなか起こそうと思っても起こせる物ではなく、よほどの無茶や 整合性が取れていない場合でないと起こらないんですよ。 ただの異常燃焼のデトネーション等を曲解している場合が多いです。
> 最近になってなのですが全開走行した後、信号待ちなどで停止中に空ぶかしするとボボボとかぶった感じになり(白煙はでません)、
症状は全開走行後の発進でカブった様な感じになる、という事ですが、 ボボボ、といった感じであれば車体は断続的にガクガクと揺さぶられる 様な感じかと推測します。
一気に失火するのではなく不正着火の症状だと解釈してみますね。
>そのままフロントブレーキをかけながら回転数を上げていくと、はっきりと答えることはできませんが、おそらくエンジン内部からカラカラ音がする時がちょくちょくあるんです。。。
回転を上げていくと異音がする、というのはさすがに分かりづらいです。 異音というものは文面から判断するのはかなり難しいと言いますかほぼ 不可能なので、その症状と異音に何かしらの関連性があるのかどうかも 現状では判断しかねますね(汗
> しかしアイドリングは問題ないですし、スロットルに対して若干遅れがあるもの発進してしまえば何事も無かった様に走ってしまいます。 > そしてその症状がずっと続くこともありません。気づいたら治ってる感じです。
連続的な症状は出ない、との事であれば、点火の問題では無くてキャブの セッティング等の問題の様な気もしますね。
これは、走行中でもアクセルを一度戻し、すぐに1/4程度開けてみて 同様にボボボっとなるのかどうか、もカギですね。
発進時も同様に、どの程度の「開度」でそのボコつきが起こっているのかを 見極めないとダメです。
全回転域、全開度域でも発進時に必ず起こるのであればまた別の要因が あるかなと推測出来ますね。
> 自分なりに模索してみて、もしかしたらなのですが異音が出る二週間ほど前にCDIを交換しまして、点火時期の進角と全開走行によるエンジン内部の温度の上昇が重なって一時的にノッキング症状が起こっているのではないかと考えているのですが、リーダーさんはどう思いますでしょうか?
最初に書きましたが、社外品CDIへの変更程度ではノッキングなんてまず 起こす方が難しいですよ。
AF28用のPOSHCDIであれば全域2°程度の進角ですし、これでノーマルの エンジンに対して何かトラブルを起こせ、というのはほぼ不可能ですね。
ノーマルエンジンに点火時期の進角のみで明らかなるトラブルやダメージを 起こそうとなるとノーマルから10°位進角させねば無理ですから。
そして、本当にノッキングが起こっているのであれば全開走行時の 高負荷のかかっている所で起こらないとおかしいですし、発進直後にのみ ノッキングが起きる、というのもまずありえないでしょう。
なお、上記の症状は「ノーマルCDI」でも起こりえますか? CDIを変更してからおかしくなったのであれば、これを確認してみる事も 一つの手ですよ。 単純にアイドリング近辺での点火力が足らないだけ、かもしれませんしね。
> ちなみに携帯で撮った動画送ることが可能であればそちらを見たいただいた方が分かりやすいかと思うのですが、その場合はどうすればようでしょうか?
これはですね、当HPの画像掲示板には動画は貼れませんので、適当なアップローダーを 使うかyoutubeとかの動画サイトにUPしてURLを張って頂くのが一番でしょう。
> 余談ですがこの代のディオは6.8psに出力アップされた後期型だけCDIによるリミッターがあると聞きますがこれは本当なのでしょうか?
ええ、この年式、と言いますかAF18の2代目には回転数リミッターは存在します。 ガワは初期型と変わりませんが、兄弟車にDio-SRがありますしエンジンそのものは それと同じなので回転数リミッターはありますね。 なのでCDIでは回転リミットがあり、8000rpm程度で点火カットされます。
分かりやすい所で、車体番号等の確認を除くのであればノーマルでマフラーが 円筒形の物がくっついていたならばそれは回転リミッターが存在するモデルです。 初代AF18だと平べったく潰れたタイプのマフラーですが、ぱっと見の相違点は この位でしょうか。
> 私自身鈍感のせいかもしれませんが、この金POSHに交換しても体感できるほどの変化は感じれなかったので。。。
CDIそのものも新品では無いでしょうから、ノーマルエンジンに対し2°の全域進角では ほぼ体感出来ないと思われます。 これも、新車のノーマル同士でCDIも新品を取り替えて実験したから「当時」は 分かったのであり、今やってもおそらく分からないか、車両コンディション等で 体感出来ない事の方がほとんどだと思いますよ。
ものすごくぶっちゃけると、リミッター無しのタイプのAF18CDIを使ってピックアップの 加工でそこそこ進角させる方が体感出来ると思われますね。
> あと大まかな改造点です。 > -ディオ AF18型 90年式- > エンジン:純正 > プラグ:純正 > マフラー:GZOマフラー > キャブ:純正 MJ#82,SJ#35 > エアクリ:AF27ボックス+NSRコネクティングチューブ+KN補修用エレメント > ドライブ:KNプーリー+R1Rランプ+純正ボス+0.3mmワッシャー > ドリブン:純正+AF35ZXファイナルギア > ベルト:純正 > オイル:HONDA ULTRA GR2(以前のULTRA 2 Superが少し混ざってるかも)
AF35ファイナルギヤがちょっと気になる位ですが、改造点に関しては別に極端に おかしい点は無いと思います。 各部は極端な劣化も無く、正常動作の範囲内である、というのは大前提ですが。
> ちなみに調子が良いと平地で純正60kmメーターで針が180度を少し超す辺りまで回ります。 > 小径駆動系でエンジンを回しすぎ気味になっているのも原因の一つなのでしょうか?
AF18系のメーターデザインだと180°まで針が回れば70ちょい位は出ているのでは? で、これだと完全な小径駆動系構成だと、そこまで到達しようとすれば9000rpmの オーバーとかが必要になってきますが… ギヤ比はZX流用で10.6程度あるのであれば、その位は行くでしょうね。
ギヤを除くプーリー部分のみだと最大変速状態の変速比は非ZXでもZXでも変わらないので。 それにハイスピードプーリーを組み合わせればその位は行かないと逆におかしいですから いたって正常だと私は感じますよ。
そして、エンジンを回しすぎ、と思われるのであればタコメーターを使いましょう。 この辺りはフィーリングでモノを言っていても始まりませんし、感覚だけで分かる人間が いるとすればもはや人間の域を超越していますんで(笑
少なくとも、ちょっとでもノーマルでは無い状態にいじくって構成を変更した上で 何かしらの分析やトラブルシュートを行う場合だと、感覚のみでやっていける程は 甘くない、という事はご留意頂きたく思いますよ。
と、あまり解決になっていませんが、とりあえずはノーマルのCDIをくっつけても 同一の運用で同様の症状が出るのかどうか、そしてアクセル開度や使っている 回転数に関わらずそのボボボ感が出るのか、といった確認が先決ですね。
ではでは。 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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