記事No |
: 2758 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: Re: Re: クランクの種類は… |
投稿日 |
: 2024/05/15(Wed) 15:29:19 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
たけさん、こんばんはです〜。
雨のレースで手首が疲れ、返信が少し遅れましたが(笑 めずらしく雨で無転倒だったので良しとしま(以下略
お?ラジエターを交換されたのでしょうかね。 250cc用だと夏もバッチリですね。しかしNSR50の物ではかなり危ない状況だったとも思いますが(汗
それでは本題です。
>ライブのクランクベアリングの違いは、前期型(94〜96)と中期以降(97〜)の2種類に大別されます。 >前期型が50mm、後期型が55mmなんでしょうか?
これは、まずライブはクランクベアリングが腰下のモデルチェンジと共に2種類あり、 前期型(94〜96・マニ4本留め)が「外径56mm・内径20mm・厚さ15mm」となっており、一番イヤなヤツです(笑 中期型以降(97以降・マニ3本留め)が「外径52mm・内径20mm・厚さ15mm」となっていますね。
この中期以降のモデルは、品番こそ違えど縦型Dioに採用されている物と同じなので、前期型 ライブに比べると多少は耐久性の面でマシですが… どちらも規格外の物なので、社外品との互換性は全く無いのがポイントです(泣
>(ちなみにクランクシャフト自体も前期後期で同じ違いがありますのでご注意下さい) >駆動系側シャフトの太さ長さでしたよね?
これはライブの場合、クランクシャフトの太さ(ボスの内径)はどれも同一です。 基本的に、駆動系側クランクシャフト自体の長さはほぼ同じとなりますが、寸法が違うのは プーリーボスの入る部分の設計です。
Dio&SR等、ZX以外の物はボスが33mmですが、ZXは36mmとなっています。 したがって、ドライブフェイスの位置は変わらず、ボスの接触する部分自体が、ZXの場合 内側に掘り下げられている、という事になります。
このボスの長さの設計の違いにより、ドリブン側も「大径」が使えるか「小径」が使えるかが違って来るんですね。 (前述のベルトの互換性の無さもこれが原因です)
ちなみに「細軸」と呼ばれている縦型エンジンのクランクシャフトでも、こういった「ボスによる違い」が 存在しますよ。 細軸タイプのクランクは、基本的に全て35mm位のボスしか入れられないという、変速に対しては かなりよろしくない設計です。 (細軸クランクで「大径」の駆動系&長いボス(38mm)を使えるのはGダッシュのみです)
ホンダは92年以降のモデルは、ボスの長さにかかわらず全て「太軸」の設計なので ライブにはあまり関係ありませんが…(汗
ちょっと分かりにくいかと思いますので、画像板に絵をUPしますね(笑
と、こういった感じのクランクシャフトの相違がありますが… 後ろ側の「ドリブン」も、ボス&ベルトが細いと「小径」の物しか適合せず、変速比の面で 不利ですし、何より純正流用品のクレアトルクカムやG´ドリブン、そして色々と長さのある 純正ベルトの数々が使えないのが痛いです(泣 私がチューニングにおいて「短いボス仕様」のホンダエンジンをおすすめしないのはこの辺に 最大のツボがあったりするんですよね… 「3mm」ボスが短いだけで、想像を絶するデメリットがあると思って頂ければよろしいかと思います。
また「ZX以外はダメ」みたいな文になってしまいましたが、参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
|