記事No |
: 1965 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: オイル |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 10:57:57 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
トロさん、おはようございます〜。
ええと横から失礼しますが、混合と分離でしたら間違い無く混合の方がメリットは大きいですよ。 元々2stエンジンという物は完全な「混合給油」で使う物ですからね。 オイルとガソリンの混合の手間を省くための「分離給油」なんですよ。 (レーサーはもちろんですが、ベスパとか草刈機(笑)は元々混合給油ですし)
以前にも何度か書きましたが、分離給油だと思っているよりもエンジン内に入るオイルの 絶対量は少ないんですよね。 オイルポンプを加工&調整して大量のオイルをマニホールドに流し込んでも、完全にガソリンと 混ざり合っていない生のオイルがエンジン内にドバドバ垂れ流されるだけなんですよ。 これでは効率の良い「潤滑」は行えませんよね? 初めからガソリンとオイルが混ざり合っている「混合ガソリン」が、直接メインジェットより噴き出して 霧吹きの要領で気化される場合の効率とは…比べ物になりません。
…おかしな言い方ですが、本当は「2stに分離給油」という方向性自体がおかしいんですよね。 分離&混合の併用でわずらわしく無いのでしたら、是非オイルポンプギヤを加工して、フリクションロスの 低減&1時圧縮比UP加工を目指した方がメリットは大きいですよ。 (Dio特有だったりしますが…)
ちなみに混合比は…70ccボア程度で10000rpm以下の常用なら40〜50:1、50ccなら60:1位で OKでしょう。 これは完全混合=良いオイルを使った場合の混合比ですが…
最後にピストンリングの補足をば少々。 そのお近くの修理屋さんのおっしゃる事は、シビアな意味では当たっていますよ。 実質、リングだけの交換では、シリンダーがかなり減っているとあんまり効果は無い物なんですよね。 普通は何千キロも走って初めてリングを交換しますが、その状態では決して圧縮効率は100%には 戻っていないんですよ。 今までヘタっていたリングが少し「マシ」になるので騙されているだけ…とでも言いましょうかね(汗 (あくまでこれは「一般的な認識」ですが)
実質、シリンダーがおいしいクリアランスを保てるのは、フルノーマルで使っていても 約4000〜5000kmが限度でしょうね。 私、ノーマルレースですとリングは300km〜400kmに1回くらいと頻繁に交換しますので、シリンダーの 寿命は3000kmも持たない位ですよ。
「リングの形に合わせてシリンダーが削られる」のは本当ですので、走行距離があまりにも 多い場合は迷わずシリンダーも交換される事をおすすめしますよ。
毎度の長文失礼しました〜(汗
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