記事No |
: 2736 |
タイトル |
: Re: Re: Re: Re: Re:長いのでコチラにまとめます |
投稿日 |
: 2024/05/16(Thu) 01:57:11 |
投稿者 |
: ねぎのリーダー@管理人 |
参照先 |
: http://wwwi.netwave.or.jp/~leader/ |
たけさん、こんばんはです〜
私のご説明で色々と参考にして頂けた様で嬉しいですよ。どうもありがとうございます〜。 一応…私なりに「文章のみで分かって頂ける掲示板」を目指して日々精進しておりますので。 おっしゃる通りこれだけのテキストを打ち込むのは大変ですが、楽しければ良いんですよ(爆
まずチューニングのコンセプトなのですが、こればかりは人によって色々と考え方が違うので チューニングの手法もその分だけ数があると言う事ですよね。 私の場合でも、使う目的にあわせて色々な方向性を追求していたりしますし。 (結局、耐久性はそれなりに捨てても、パワーの出る方向性というのは似てきますけれども)
当然限られたお金の中で楽しむのが一番良いと思いますし、私もそうですよ。 犠牲にしている物は結構大きいですが、それを上回る楽しさがありますので… もちろん、壊れても泣いてはダメですけれどね(笑
たけさんのAF35は71cc+水冷ヘッドというなかなか素敵な仕様の様ですね? オイルも大量に喰わせているみたいなので…水冷とあわせればまずトラブルの確立は低いですよね。 しかし分離給油オイル1.5倍+90対1の混合と言うのはいささか濃すぎる様な気もしますが(汗 どうやらたけさんはレース経験者の様ですのでご存知かと思いますが、分離給油ではやはり いくらオイルを喰わせても無駄な場合もあると言う事もありますので… あ、もちろん耐焼き付き性は上がると思いますが、絶対的な性能ダウンの方が私は心配です(笑
次に点火時期と耐久性の関係ですが、これはかなり大きいですね。 あまりシビアな点火時期を設定してしまうとパワーは出せますが、少しの気候やジェッテイングの違いで いきなりピストンに穴、と言う事も結構ありますので(汗 ある程度の余力は必要かと思っていたりしますよ。 単純に点火時期が早い&遅いだけでは判断出来ませんが、排気タイミング等との兼ね合いもあるので この辺りは体感で感じ取るしか対策方法がありませんね。
…例の点火時期の話題は、私も頭が一杯一杯だったりしますよ。 こればかりは目に見えない箇所なので、なかなか理解が進んでいないと言うのが現状です(笑
そしてなかなか興味深いのが、NSRチャンバーの流用ですね。 コレ、NSR50ってボアxストロークが縦型Dioと同じだったりするんですよ。 なので縦型に流用すればかなりの性能を発揮できる事は間違いなかったり(以下略
ライブだとボアxストロークが違いますが、チューニング車両だとあの大容量チャンバーは かなり効くと思っていたりします。 もちろんチャンバー寸法で上手く行かない所もあるでしょうが、素材としてはかなりの物だと 私も思っていますよ? (UPタイプの物でも、排気タイミングが23mmのシリンダーで11000rpm使えちゃいますしねNSRって) 後エキパイ口が太いのが良いですね。ここってチューニングではかなりのキモなので(略
最後にクランクシャフトなのですが、赤クランクだと精度も良さそうですしなかなかの物かと思います。 ただ、中期以降のライブに装着される様なので、耐久性は初期型に比べてまだマシなので それなりに持つはずですね。
あ、クランクベアリングの潤滑については…ライブの腰下を割ってみれば分かるかと思いますが、 ライブのケースって、吸気された混合気が直接ベアリングにぶつかる様な「穴」が無いんですよね。 ケースリードなのに、掃気ポート下側部分にのみしか潤滑穴が空いていません(泣 (ちなみに横置きJOGにはこれがあったりします)
このリードバルブ横に空いている「潤滑穴」が存在する場合だと、掃気下側の潤滑穴は 無くても問題無いのですが、さすがにライブエンジンはその穴を埋めてしまうと まずいかと分析していますよ。 ケースに穴開けたい位ですけれどね(笑
S50の場合だと穴を拡大する様ですが、Dioの場合穴の位置がまずすぎるので拡大は必須かもしれません。 縦型Dio&JOGだと、私は掃気下部のケース形状を一度埋めて整えてから、穴は開けなおしていますよ。 (コンマ5mm程大きかったりします)
ライブ、といいますかホンダのエンジンだと、オイルポンプギヤ潤滑の為の通路はあるくせに クランクベアリングには対して気を使っていないのがなんとも悔しいですね。 ただ、ライブも94年最初期型より年式が上がるごとに、クランクウェブに穴が空いていて ベアリングの潤滑を補助する対策がとられていたりはしますよ。 コレ、画像板に写真UPしておきますね。
…なのでベアリングが小径になった97年式の中期以降ライブだと、クランクシャフトにも 潤滑穴が合いているので、初期型ほどはシビアではありませんね。 もちろんクランクの少々のブレで逝ってしまう、というのは健在ですが(爆
あ、ちなみにベアリングですが、これは社外の物は一切ありません(泣 コンテンツ内を熟読される事をおすすめしますが、これはホンダが特殊に設計しているワンオフ物なので いくらベアリングメーカーに問い合わせても無駄です… 私もあらゆる手を尽くして調べましたが、全て徒労に終わりましたよ。
実は対策は無い事は無いのですが、それは最高機密なので…しかしそれ以前にきちんとクランクの ブレ管理、きちっとした作業が行えないといくらベアリングを交換しても意味がありません。 「ホンダはクランクベアりングが弱い」とはよく言われますが、それもありますが本当は クランクに無理な力をかけたり簡単にブレさせたりする事の方が多く、ベアリングを壊してしまう 原因としてはそちらの方が大きいんですよね… (ドライブフェイスを外すのでも細心の注意が必要ですし)
うーん相変わらず長くなってしまいましたが…ライブクランクはそれほどまでに「鬼門」と言う事なので 十分にお気を付け下さいね。 叉不明瞭なところがあればご質問下さい。 管理人でした〜
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