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記事No 6146
タイトル Re^2: 拡大キャブのセッティングの手順について
投稿日 : 2011/08/06(Sat) 08:25:47
投稿者 にけ
参照先

リーダー様

お世話になります。

先日ご質問した件、おかげさまで何の問題も無く完了致しました。

やはりと言いますか、おっしゃるように、さすが純正!ですね。

少々の加工ではMJの調整でほぼ問題なく運用できそうです。

手持ちで一番大きなMJ100番で試しましたが、それでビンゴ!?でした。

しかし、問題が無いわけではなく、この手のミクニのMJは、純正では100番が一番大きく、これ以上エアクリの加工で吸入量を増やすことが難しいですね(汗)

後期型のキャブですとMJのタイプが違うので問題ないのですが・・・(汗)

某たけさん宅の近所にワンオフのMJを作ってくれる会社があるようですけどね。

取りあえずは、精密?ドリルとピンバイスで拡大した自家製MJが少々あるので試してみます(笑)

それと、走ってみて気づいたのですが、ちと振動が気になりますね・・・

ディオのダンパーでは吸収しきれないようです。

ディオハンガーをベースに作ったのですが、2センチショートにしたら

更に振動がひどくなりました。

何か解決法があればいいのですが・・・

それと、フレームと干渉して、チャンバー等の社外マフラーは

取り付けられないものもありますね。

もう少し、フレームを切ればいいのでしょうけど(現状、スタンド取り付け部分のみカット)何となくモノコック構造チックなフレームですので、切って剛性が無くなると困るので躊躇してます(汗)

また何かヒントがあればお教え頂けるとありがたいです。

それではまたよろしくお願い致します。

記事No 6145
タイトル Re^2: ダッシュのカウンターギア
投稿日 : 2011/08/06(Sat) 05:51:11
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさんもういっぺん毎度でございまっす〜
と、横からすみませんがファイナルギヤの件でちょっとだけ。


Gダッシュのカウンターギヤをお探しとの事ですが、これはもちろん
多少のハイギヤ化を狙っておられるのですよね?

入手に関してはイ〜キさんのおっしゃる通り、結構難しくなって
来ているとは思いますが、まだまだ無い事は無いと思います。


で、その「狙い」なのですが…
はっきり言って、71cc改にて十分にバランスの良いチョイスを
行おうとするならば、ZXノーマルからGダッシュギヤに変更した所で
そこまで恩恵は無いと考えて頂きたいです。

もちろん、効果は0ではありませんし10.912→10.646といった風に
ハイギヤードにはなるんですが、仕様的には間違いなく物足らないでしょうね。


一応の原付ニ種仕様という事で、他車の「ノーマル」でのファイナルギヤ比を
適当に羅列してみます。

分かりやすく、ドライブ&ドリブンの変速比が同じくらいでなおかつ
リヤタイヤが10インチのモデルのみとなりますが…


・Gダッシュ (※Dio-ZX用デイトナハイギヤと同等) 10.646
・Dio-ZX系 10.912
・JOG-ZR (3YK) 11.076
・JOG (24G) 11.250
・Dio、タクト系 12.113
・JOG (5BM) 12.752

・ライブDio-ZX初期型用キタコハイギヤ 9.806 

・リード90 9.426
・リード100 8.445

・チャンプ80 8.885
・JOG、アクシス90初期型(82cc) 8.543
・JOG、アクシス90中期以降(82cc) 8.828

・アドレスV100(初期型) 7.749
・アドレスV100(後期型) 7.825
・アドレスV125(初期型) 8.293


各車、こんな感じになっています。
…これを見て頂ければお分かりかと思いますが、80ccや90ccある純正車両でも、
ファイナルギヤ比が9を超えている程にローギヤな物ってほとんど無いんですよ。
例外的にリードの90が9.426と、ニ種にしてはかなりのローギヤードですが、
これはエンジン自体がパワーをそれなりに出している物でも無いので例外ですね(汗

そして、ニ種車両だとJOG90とチャンプ80を除けば、全ての車種でタンデムが可能な
設定にもなっています。その上で「この位」のギヤなんですよ。

もう私が何が言いたいかはお分かりかと思いますが、正直パワー自体をそこまで
排気量分は出し切っていない「ノーマルエンジン」でも、排気量に対するギヤ比と
いうものはおおむねこの位である、という事でして、71ccのエンジンでファイナルが
10.646というのは超ローギヤード仕様と言っても良いんですよ。


そして、発進時のドライブ&ドリブンの減速比というか変速比だと、一種よりは
マイルドになっている物がほとんどですが、だからといってニ種車両があまりに
もっさりして発進ヘロヘロだ、という事は無いでしょう?

一番一種のボアアップ仕様に近いのが、タンデム出来ないJOG90の82cc、
これの中期型以降ですが、これでも8.8程度のギヤ比を持っているんです。
(縦型のチャンプ&JOGの80も79ccで似た様な物です)

実際にこの車両だと、おっさん向けのセットであるが故にフルノーマルだと
一種と変わらない位の発進しか出来ませんが、ちょちょいと調整してやると
その本領を発揮しますし、これだけのギヤ比だと9000rpm辺りで90km/h
程度は出てしまいます。

本来ならば、排気量なりのパワーを出していないとしても、原付一種に対して
70ccとかまでボアアップ等を行えば、ギヤがノーマルのままだとある程度は
発進が強烈でちと扱いづらい、といった特性になってもおかしくないんですね。


これまたいつも通り言葉が悪いですが、「きちんと」ボアアップを行えていない場合
ノーマルギヤで不満なく運用出来ているのであればそれは純正ニ種のLVにすら
パワーが出ていない、という事の証明にもなるんです。
排気量「だけ」上がった意味なしボアアップとでも言いましょうか(笑

さすがにライブDio-ZXとかだと車体の重量バランスのせいもあってそこまで
ボアアップでもギクシャク感は出ませんが、JOGとかだとパワーリフトしまくって
乗りづらいですよ(笑


以下、参考までに私の実体験の一部を列記しますが…
以前、3YK-JOGで私のこしらえたエンジンで68cc改、ノーマルキャブ+
ノーマルマフラー仕様でギヤ比8台のハイギヤをセットした車両に乗った
事もありますが、別に発進ヘロヘロとかもっさりして加速しないとか
いった事は全くありませんでしたしね。

他には、これも私のこしらえた物でAF28ZXで74ccボアアップ、PWK28と
スポーツマフラーでギヤ比はKNの8.6といった仕様で、MAX10500rpm&
110km/hオーバーまで到達している方がおられたりします。
こちらは実際に私が乗った訳では無いのですが、その方のインプレでは
それだけハイギヤでも色々敏感でギクシャクして街乗りでは乗りづらいLVだと
おっしゃられていました。


私に言わせれば、アクセル開度が小さいのに不必要にポンポンフロントが浮いて
くるセットというのはパワーの無駄遣い以外の何者でもないので。
浮くくらいなら前に進めよ、と(笑
…これは表現の好みもありますが、個人的にはスクーターだとパワーが出ていて
ポンポンフロントが浮いてしまう、なんて「方向性」は大嫌いなんですよね。
ある意味、各部のバランスが悪いのを自慢している事にしかなってませんので。


なので、Gダッシュのギヤも悪くはありませんがボアアップ仕様に組み合わせて
使うのならば、デイトナの流用品もダメですしあまりお奨めは出来ません。
少なくとも、キタコのスーパーハイギヤ程度は必須なLVであろうと思いますよ。

せっかくお金を出すのであればちゃんとした変化が見られる物の方が良いですし、
キタコだともう絶版かもしれませんが、ライブDio-ZXの初期型エンジン用であれば
ギヤ比は9.806になるのでそこそこ丁度良いですしね。

後、これも物によっては絶版ですが、KN企画から出ている、2次側のギヤキットも
良いでしょうね。
これは交換するのにファイナルのシャフトを抜かねばならず、プレスが要りますが
金ちゃんさんはプレスお持ちですので問題無いですし、精度は確かにイマイチな
面はありますが、値段相応である程度のギヤ比が選べるので悪くないですよ。
これだと比ZX用の12-42と組み合わせる事も出来ますし、8台のギヤ比も可能です。


参考までに、私の街乗りGダッシュは60ccでファイナルギ9.806ですが、これでも
PWK28を入れてからはあまりに発進で身構えないといけなくなってしまったので
乗りづらくて疲れる様になってしまい、ライブベルトを止めてGダッシュベルトに
交換した位です(笑

サーキット遊び用のライトチューン68ccライブはピーキーさによって泣く泣く
Gダッシュギヤのままですが、これでも完全クラッチミートした瞬間からは
チャンバー的にパワーの全然出ていない領域でも気を抜いているとフロントは
リフトして来ますよ。


というワケでして、ちゃんとした排気量なりのパワーをバランスよく後輪に伝えて
行くのであれば、実際に存在しているノーマル車のニ種等と比較してみる事も
大切なんですよ。
一種ベースだからといってギヤだけ一種のスーパーローギヤでかまわない、と
なる方が本当はおかしいんですよね。


ではでは。
相変わらず長くなりましたが参考にして頂けると幸いです。
管理人でした〜



P・S
私のHPがバイブルとか言われますと尻が痒くなってしまいますね(汗
攻略本もしくは…参考書程度でお願いしますです(笑
もちろん、いつも言ってます様に全部を鵜呑みにされるのも良くありませんので
自身の脳味噌でよく吟味し、矛盾無く納得行けば参考にして下さいな〜

記事No 6144
タイトル Re^3: シリンダーゲージでの計測方法 (長いです)
投稿日 : 2011/08/06(Sat) 05:48:29
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさん毎度でございます〜

いやはや、多少なりと参考にして頂けた様で嬉しいですよ。
…長ったらしくなりましたがここまで長くても説明しきれないと
いうジレンマが(以下略


> 以前リーダーからのご指摘通りの症状となりました。しかも悪化の方向です・・・PE24を組んだばかりの頃、SJのセットがまったく出せず取扱説明書のサンプル番手の50を組んだら調子が良くなったので、こんな物なのかな?と思っていました。しかしさすがにココまで番手が上がってしまうとおかしいですよね・・・

THVが5番だからこそSJの標準番手が50番にもなるんですよね…
というか、これって今現在のキットでもSJ50番が基本とかって
なっているのであれば…悲しいかな、何十年も進歩していないですね
デイトナさんは_| ̄|○
…いいかげん気付けよと(以下略


> 慣らしが終わるまでPEを使おうと思いましたが、今回のリーダーのご回答のこともあり予てから準備してあったOKO24を導入する事にしました。・・・っと早速昨夜帰宅後装着しました。KNのマニで取り付けましたが、キャブに物凄く斜めの傾斜がついてしまうため、KNマニ付属のゲタとインシュレーター(要加工)をデイトナマニへ取り付け、装着しました。

なるほど、okoに変更されたのですね。
ただ、このキャブだとニードルは種類がありますがTHVが無さそうなので
どう転ぶかはまた難しいと思いますが、少なくともPEよりはマシでしょう。


> 失礼しました(汗、マイクロメーターでした。

これはただの書き間違いでほっとしております(笑


> これは、何回も繰り返し読み返してじっくり理解したいと思います。
> 決して割愛した訳ではないので、誤解無きようお願い致しますです。

ええ、分かっておりますよ。
こんな長いのを一回読んで完璧に理解出来る方であれば、私の講釈を
聞く前にご自身にて完璧な計測手段を見つけられていると思いますしね(汗


> 今回ピストンの計測方法や測定値を出さなかったのですが、リーダーの仰る通り、測り方がとても難しく実際の計測値もリーダーの計測値と大きくかけ離れていたので、器具の構成も含めて更に学習と練習を重ねたいと思います。幸い購入したマイクロメーターセットの中に、基準器が入っていました。

おっしゃる通りピストンの計測は難しいですから、可能であれば
純正を二個とか、あまり狂っていそうに無いモノを計測して練習
するのも手ですね。

後、基準器は大切ですが、これも25oと50oの二種類を持っていれば
25〜50oのマイクロメーターだとピンとキリで最大と最少側の両方の
更正を行えたりします。


> むぅ〜リーダー加工プーリーも興味深々ですねぇ〜
> 私、純製無加工のプーリー以外で使用経験があるのはカメファクしか無いので、この辺も課題ですね。

なるほど、ではそのカメファクとノーマルでもどの位違っているのかを
数値で出してみると面白いと思いますよ。
…ここだけの話、社外品だと組んだ時点で限界突破していると
いうモノもあったりしま(略


ではでは。
また何かあればご質問下さいませ。
管理人でした〜

記事No 6142
タイトル Re: ダッシュのカウンターギア
投稿日 : 2011/08/05(Fri) 13:55:43
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
イ〜キさん、こんにちわ〜

お世話になります。

> 私の周りでは、居ませんね〜・・・・
> チョイと前に、某オクで出品されていたんですけどね〜
> 解体屋さんで探すか、掲示板等で呼びかけるか
> G´のカウンターギアは、既に廃盤ですしね(ナミダ)
> 長い目で探せば必ず出てくるとは思いますけどね〜!!

そうですよねぇ(泣
もう少しヤフオクも含めて、気長に探してみますね。
最悪デイトナのスーパートランスミッションですね・・・
でも高いので、ヘタをしたらジャンクエンジン買った方が安くあがるかも(爆

イ〜キさん早速の情報提供ありがとうございました〜

金の字でした(笑

記事No 6141
タイトル ダッシュのカウンターギア
投稿日 : 2011/08/05(Fri) 10:43:22
投稿者 イ〜キ
参照先
>金ちゃんさん、こんにちわ〜♪

> 私の中で「スクーター改造」は人生
> 「リーダーさんのHP」は、バイブルですねぇ〜
> ちと大げさかも知れませんが、そう思っていますよ。
>
じゃ〜リーダーさんは、神様ですね〜♪♪(笑)


> P・S・不躾ですが、お知り合いの方とかでGダッシュのカウンターギア余っている方とかいらっしゃいませんか?

私の周りでは、居ませんね〜・・・・
チョイと前に、某オクで出品されていたんですけどね〜

解体屋さんで探すか、掲示板等で呼びかけるか
G´のカウンターギアは、既に廃盤ですしね(ナミダ)
長い目で探せば必ず出てくるとは思いますけどね〜!!

記事No 6140
タイトル Re^2: シリンダーゲージでの計測方法
投稿日 : 2011/08/04(Thu) 15:44:41
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
> 金ちゃんさん、はじめまして〜♪
> 横から失礼します

イ〜キさん、こんにちは。はじめまして〜
チェスタの金ちゃんでございます〜(リーダー風味付け)
乱入大歓迎ですよ(笑

> HP拝見しましたが良い環境でスクーター弄っていますね!!

今の所はですがっ・・・
近い将来、親と暮らす事になるので
そうなったら今の様には行きませんが、変わらず弄り続けますよ。

> 金ちゃんさん、リーダーさんの質疑応答は難しすぎて着いていけない私です(アセアセ)

えぇっ〜私も難しすぎて着いて行けてないのですがっ・・・
正直リーダーとのやり取りが無ければ、ここまではやらなかった事は間違いないですね(断言
ほとんど1人で弄って来たので(丸1年)知らなかった事が多くて課題山積ですよ。

> 私、まだまだスクーター弄りの素人ですが(苦笑)
> SJ50だなんて〜大きいな〜!!と驚いていたんです
> リーダーさんの説明で納得いたしました(笑)

私もまだまだ素人同然ですよ(苦笑)
スロットルバルブ5番(切り欠き50度)が入っていて、これに合わせてセットして行くとSJ50位になってしまうんですよね(爆
それを知らずに、最近まで過ごしていたと言うお恥ずかしい話です。

> スクーターを弄れば弄るほどに
> スクーターを知れば知るほどに
> ねぎのリーダーさんのHPを読み返して
> 新たなる発見♪以前は理解できなかった内容に日々感動している私です(笑)

本当にそうですね、何回も何回も読み返して理解しそして出来る所から実践してみる。成功したり失敗したりしますが、副産物として別の事が解ったり・・・本当にスクーター改造は楽しいですね。

> 私の中で「スクーター改造」はRPG
> 「リーダーさんのHP」は、攻略本なんです(笑)

なかなか素敵な思想ですね、

私の中で「スクーター改造」は人生
「リーダーさんのHP」は、バイブルですねぇ〜
ちと大げさかも知れませんが、そう思っていますよ。

> お互いにスクーターバカを目指して精進しましょ(爆)

ええぇお互い精進しましょう〜

P・S・不躾ですが、お知り合いの方とかでGダッシュのカウンターギア余っている方とかいらっしゃいませんか?

記事No 6139
タイトル Re^2: シリンダーゲージでの計測方法 (長いです)
投稿日 : 2011/08/04(Thu) 14:48:22
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
ねぎのリーダー様、こんにちは〜
早速のご回答ありがとうございます。

> と、デイトナボア改も早速組まれたみたいですね。
> …ちと作製に時間が掛かってしまい申し訳ありません(汗

いえいえ、お忙しい中ありがとうございました。
パーツ待ちの間に色々と準備や、今後の計画も立案出来ましたので
良い機会でした。

> さてさて、とりあえず始動して熱を入れてる最中という事で。
> 元々は小走行の中古ベース品とはいえ、きっちりホーニングしたシリンダー内面が
> 中古ピストンの相手になるので、ある程度はじっくりと馴染ませてやって下さいな。

とりあえずリーダーに頂いた手順を踏まえて、無走行での慣らしを終えました。ここで焦ると多分ロクな事にならないのでじっくり馴染ませて行きますね。

> で、気になるのがコチラなんですが(汗
> キャブはデイトナPE24という事ですが、いくらなんでもスロージェット50番をセットし
> その上でエアスクリューを全閉にするまで濃い目に振っていけるとなれば、
> デイトナキット特有と言いますか、スロットルバルブの番手の不適合が大きく出て
> いる可能性が大きいです。
>
> 4.5番や5番が入っているとこうなりがちで、モノにもよりますがスクーター用の
> PEキットだと何故か無茶苦茶な番手が入っている事があるので、特にボアアップ
> 仕様で吸入負圧が大きくなっている場合、スロットルバルブの番手が高いと
> アクセルを大きく、速く開けた時には一気にエアが吸い込まれてしまい、辻褄を
> 合わせようとすればどんどんスロージェットがでかくなる傾向になってしまいます。
>
> MJの番手とのバランスを鑑みてもそこまでいくと明らかなる異常でして、おそらく
> このままジェットのみの変更を行っていては、いつまで経ってもキャブセットの
> 勉強にはならないと思います…
>
> 分かりやすい所で、吸気系がほぼ同等で排気量のみが異なっていると言っても
> 良い、ヤマハのJOGの50と90であれば、同一キャブでも50だとスロットルバルブが
> 3番なのに対し、90だとハナから2.5番が標準装備されていたりしますね。
> これは正直、そんなバランスの悪いスロットルバルブをセットしているデイトナ側に
> 元凶があるのですが、私も大昔にこれでかなり悩んで多量のジェットを買ってしまい
> 原因が分かった時にはPEそのものが大嫌いになってしまいましたから。
> これも、私個人としてはPEをあまりお奨めしない理由なんですね。
> スロットルバルブを買っても5000円近くしますし、このキャブにそれだけのコストを
> 掛ける価値はあるのか、という事で…
> 別売りスロットルバルブやジェット類を必要以上に多量に買わせたいのかと思えて
> なりませんね。
> PWKの様に調整範囲が良い意味で大きいのならともかく、出荷時セッティングにて
> 高価なスロットルバルブが的外れすぎ、というのが解せないです。
> この件、あまり大きな声では言いたくなかったのですが今の時代ならもう言っても
> 良いでしょう、と思います(笑

以前リーダーからのご指摘通りの症状となりました。しかも悪化の方向です・・・PE24を組んだばかりの頃、SJのセットがまったく出せず取扱説明書のサンプル番手の50を組んだら調子が良くなったので、こんな物なのかな?と思っていました。しかしさすがにココまで番手が上がってしまうとおかしいですよね・・・
慣らしが終わるまでPEを使おうと思いましたが、今回のリーダーのご回答のこともあり予てから準備してあったOKO24を導入する事にしました。・・・っと早速昨夜帰宅後装着しました。KNのマニで取り付けましたが、キャブに物凄く斜めの傾斜がついてしまうため、KNマニ付属のゲタとインシュレーター(要加工)をデイトナマニへ取り付け、装着しました。写真撮りながら作業したので朝5時までかかってしまいました(汗。エアクリ側の加工がまだ乾いていないためエンジンは始動させていませんが、今日の帰宅後にでも再セッティングしてみます。

> 早速シリンダーボア径を計測されているのですね。
> が、これは最初に断っておきますが、絶対的数値を把握しようとすれば温度管理も
> 含め、本来は職人さんが行う計測なので、私も自己流+人様から学んだLVでの
> 組み合わせのやり口である、という事をご理解下さいな。

了解しました。

> > @45mmのアンビルに3mmのワッシャーを入れ、マスターリングが無いのでダイヤルゲージでゼロ校正しました。
>
> えと、これは書き間違いだと思いますがダイヤルゲージの0点合わせに使ったのは
> 「マイクロメーター」ですよね?
> マスターリングなんて高価なものは私も持ってませんので、マイクロの幅に合わせて
> シリンダーゲージに挿したダイヤルゲージの0点を合わせますよ。

失礼しました(汗、マイクロメーターでした。

> > Aシリンダー内径上部を4〜5箇所測定し平均を取りました。
> > Bシリンダー内径下部を4〜5箇所測定し平均を取りました。
>
> 内径の測定箇所は、4〜5箇所であれば十分だと思いますよ。
> それに加え、私は上中下段に分けて測ります。
>
> なお、シリンダースリーブ部分が薄いシリンダーや、中古品だとスリーブ下部は
> どうしても「前後方向」へ広がっている事が多いので、実測の平均値を出すには
> あまりに「劣化や仕様限度で広い点」というのは平均値の勘定に入れない方が
> 良い場合もあったりしますね。
>
> それと、ポート開口部はどうしても測定子が当てられないので計測不能な部分も
> 出てきますが、そういった場合は開口部の直上や直下を利用して上手い事
> 測れる部分を見つけるのがミソです。
> …2stのシリンダーってのは本当に測りにくいものだな、というのはありますが(汗
>
>
> > C計測結果はシリンダー内径上部と下部双方共、48.034mmとなりました。
>
> こちら、手元のデータではホーニングに出す前に測定した数値で「48.014o」と
> なっていますから、全体的な真円度を出す為に削ると2/100程度は内径が
> 広がっているかと思われます。
>
> 私自身、ホーニング後には計測していないのですが、私がホーニング前に実際に
> 測っている数値から+側に大きくなっている、という事であれば、お互いの計測が
> そこまでおかしくない、という事の証明にもなりますよ(笑
>
>
> ちなみに1000分単位は実際の「寸法把握」には四捨五入すべきでして、一応の
> 1000分台の目盛りは読んで表記はしますが、実用での数値となれば計測値が
> 48.014oなら「48.01o」と把握して、100分台での把握をすべきです。
>
> ノギスとかもそうですが、こういった計測器具ってヤツは「計測出来る目盛りの1桁下」を
> 実数値として誤差も含めて把握するのが基本ですし、我々の様なアマチュア計測だと
> 決して「最少の目盛り」まで正確に読み取ろう、などといった事は考えてはいけません。
>
> 最少目盛りはあくまで「目安」であり、鵜呑みにする物では無いという事です。
> これはお忘れなき様にご留意願います。
> (マイクロメーターだと目盛りの無い部分を読む物ではありますが)
>
>
> 分かりやすく表現しますと、ピストンクリアランスで「100分台」の数値が欲しい場合、
> コンマ01までしか測れないノギスでシリンダー内径やピストン外径を測ったとしても、
> それであてになるのは「コンマ1」単位ですから、「このシリンダーは48.1oでピストンは
> 48.0oだ」といった計測値しか出ないので全く意味がありません、といった感じですね。
>
> 逆に、温度変化もふまえるとピストンクリアランス把握にて1000分台数値を必要以上に
> 気にしてもほとんど意味がありません(笑
>
>
> > D懸念される事項として、室温20℃の維持が難しく24℃での計測となってしまいました。
>
> 次にコチラですが、これが一番難関と言っても良いでしょうね。
> 私もかなり困る点の一つでもあります(泣
>
> 基本、手袋を着用した上被測定物の温度は20℃に近づけるのが鉄則ですが、
> 夏場は冷蔵庫、冬場はストーブやホットカーペット等を利用し、被測定物全体の
> 温度を出来る限り20℃に近づく様に工夫すべきです。
> マイクロメーターなら、マイクロメーター自体に手の温度が伝わらない様に計測に
> 時間が掛かる場合は出来るだけスタンドを利用するのも良いでしょう。
> (とはいえ、4℃位なら誤差の範囲でもOKだと思います)
>
> 鋳鉄ならともかく、アルミのピストンだと熱膨張率は結構影響を受けますが、これも
> 一般的なピストンであれば純アルミではなく多少は混じり物があり、純アルミよりは
> 熱膨張しづらかったりしますが…これはエンジンパーツとして当然だったり。
>
> 社外品とかでは純正と違い、ぴっかぴかのいかにもアルミです!みたいな材質の
> ピストンもありますが、ああいうのだと見た目だけでアルミに対しての混じり物が
> 少なく、同じ温度を与えると熱膨張率が高くなっているのは一目瞭然なので、
> そういったブツであれば純正よりは余計に温度変化に気を遣わねばなりません。
> …イコール、実際のエンジン稼動時にも熱膨張が大きいという事になるんですが(笑
>
>
> 実際の熱膨張率は純アルミであれば「0.000023」といった様に係数がありまして、
> それらを「線膨張率」の計算に当てはめればある程度はどの位の温度で寸法が
> どの位変わるかは計算でも出るのですが、ややこしいので今日はちょっとだけ。
>
> あくまで一つの参考としてですが、分かりやすくピストンの外径を計測する場合で、
> 材質はほぼ純アルミ製だと仮定し、線膨張係数の公式を当てはめれば下記の様に
> なります。
>
> ----------------------------------------------------
> ・膨張量=外径×線膨張係数×(加熱温度−室温)
>
> ・10℃でピストン外径(前後長)39.95φの状態
>
> 熱膨張係数20℃〜100℃まで 0.000023
>
> 仮に30℃まで加熱した場合 (+20℃)
>
> 39.95x0.000023x(30-10)=0.018377o
> 39.95+0.018377=39.968377o
> ----------------------------------------------------
>
> こんな感じに寸法変化が起こります。
>
> で、実測だと5℃で39.929oのピストンが30℃で39.950oになった、と
> いった計測データがあったので参考までにどうぞ。
> このブツだと25℃の温度差で0.021o程膨張している訳です。
> 冷蔵庫の中と真夏の常温だとコンマ2も差が出るんですね。
>
> 鉄系統の材質だと 熱膨張率は0.000012と低いですから、シリンダーの場合は
> もうちょっと寸法変化は緩やかになりますしピストン程はシビアにならずとも
> OK、という事も言えます。
>
> 言葉を返せば、シリンダー内径をシリンダゲージで計測するよりもピストンの
> 各部寸法を正確に把握する方が難しいんですよね。
>
>
> かくいう私も、ピストン計測だとかなり神経を使いますし、一定条件の測定温度を
> こしらえても、可能な限り同一条件での計測をまた別の日に改めて行ったりして
> 誤差やミスを防いでいます。
>
> と言いますか、線膨張の計算式で全てが合ってるのかと問われると100%の
> 自信はありませんし、純アルミでは無いピストンの膨張率や鋳鉄シリンダーの
> 膨張率もモノによって多少は異なるはずですから、「運用時に実際にこの位の
> 熱膨張が起こりそうだからこの位にしよう」といったピストンプロフィール等を
> 加味したピストンクリアランス設定になると、数値の把握が大前提とした上で
> さらに経験とノウハウも必要になるんですね。
>
>
> > 少しでも手元が狂うと、針が振れてしまうので正確に測れたかかなり怪しいフシがあります。
> > ちなみにシリンダーゲージは 35〜60 TAKACHIHOです。
>
> シリンダーゲージの使い方ですが、これは慣れです、としか言えないですね(汗
> とはいえ、円筒部分に突っ込むのですから、アンビルに対して90°の角度の
> 方向にはあまりズレは出ないでしょう。
> と言いますかそれがズレるとシリンダー内壁が円では無いという事に(笑
>
> 大切なのは「アンビルに対して手前&奥側に倒す」方向にゲージを振ってみて、
> 一番数値が高い所を読み取るという感じでしょうか。
> …ちょっと言葉では説明しづらいですよねこれってば(汗
>
> ゲージそのものはアンビルの劣化等はともかく、寸法を設定したマイクロメーターに
> 対してダイヤルゲージの0点をしっかり取れれば良いのでそこまでシビアになる
> 必要は無いと思いますが、マイクロメーター基準であればマイクロメーター本体は
> 基準器を使ってマメに校正してやらないといけませんね。
>
>
> そして最後に。
> ピストンとシリンダーの測定を行う場合、ピストンクリアランスの目安を取るのが一番の
> 目的になりますが、これってですね、「自身の道具を使って同一条件で計測する」と
> いった場合であれば、「絶対的数値」ではなく「相対的数値」でも構わないんですよ。
>
> 仮に、私と金ちゃんさんが同じピストンとシリンダーを「自分の道具同士」で計測して、
> 双方に計測誤差が出たとしましょう。
>
> ・私=シリンダー内径48.000
> ・金ちゃんさん=シリンダー内径48.010
>
> となった場合であれば、あくまで双方には相対的に「0.01o」の差がある事になります。
>
>
> 次に、2人がまた自身の道具にて、そのシリンダーに合わせるピストンを測ったとします。
>
> ・私=ピストン外径47.950
> ・金ちゃんさん=ピストン外径47.960
>
> と、こうなったとします。
>
> …これはあくまで仮の数値ですが、こちらも0.01oだけ双方に「ズレ」があるといった
> 事になるのですが、こうなるとどちらかが、もしくは両者共に計測機器に絶対的な
> ズレがあるはずです。
>
> しかし、この場合だと絶対的な数値としてはどちらも間違っていたとしても、ここで
> 重要なのは「ピストンクリアランス」、すなわち「ピストンとシリンダーの寸法差」の
> 数値ですから、金ちゃんさんの計測器具が私の物より0.01oだけ大きな数値を
> 指す様に狂っていたとしても、相対的に見れば両方のピストン&シリンダーの
> クリアランス値ってどちらも5/100で変わらないんですよね(笑
>
> こういった計測器具の特性上、意外とこんな感じのズレになる事が多く、プロの方で
> あれば「この物体は何oだ!」という事を間違えてはいけないので実測では絶対的な
> 数値が出せないといけませんが、根本的にマイクロメーターが狂っているだけだと
> 「全体的に計測数値がズレる」のであり、「10o点と20o点までのストロークが異なる」と
> いう事はなかなかありえない、と私は認識しています。
>
>
> …なんかどんどん難しい話になっていますが、クランクシャフトのベアリング挿入点の
> 様に、規格品で絶対数値のあるベアリング内径に対してこの位大きくないといけない、と
> いった場合でもなければ、多少のズレは許容出来る上にピストンクリアランスの把握に
> 関しては問題無くいける、という事ですね。
>
> とはいえ、計測器具の校正や温度管理も全て含め、絶対的数値をどんな状態でも
> 出せるのはやはりプロであり職人さんなので、この辺りに関しては一般的な
> 人間だとかなりの隔たりがある物だ、と認識して精進しないといけませんね。
> これも「道具があれば測れる」モノではありませんから、理屈を頭で考えた上で
> 手もしっかり動かさないといけませんし、私もこの辺はまだまだですよ(笑
>
> ただ、2人が同一のパーツを同一温度で測ってみて、双方で0.02以上も差が
> あったりすると、さすがにどっちかがおかしいかな、と思える位だと私は認識して
> います。
>
>
>
> 何か書いているウチに無茶苦茶長くなりましたが…
> 正直、頭の中にあるこれらの理屈を人様にご説明したのって初めてかも(笑
>
> 要点は省いても、そこそこの精密計測というものはこういうものなのだ、と考えて
> 頂けますと幸いです。
> 私ごときがこんな事言って良いのかどうかは悩むところですが、職人さんな方々の
> レスも期待してみたい所ですよ(汗

えーっ・・・私の脳みそでは全部理解するのに、多分3週間はかか(以下略
冗談はさて置いても、とてもご丁寧なレスをありがとうございます。
これは、何回も繰り返し読み返してじっくり理解したいと思います。
決して割愛した訳ではないので、誤解無きようお願い致しますです。

今回ピストンの計測方法や測定値を出さなかったのですが、リーダーの仰る通り、測り方がとても難しく実際の計測値もリーダーの計測値と大きくかけ離れていたので、器具の構成も含めて更に学習と練習を重ねたいと思います。幸い購入したマイクロメーターセットの中に、基準器が入っていました。

> 最後にコチラですが、お役に立てて頂けそうで嬉しいですよ。
> これ、駆動系コンテンツの中にちょろっとは忍ばせているんですが、実際には
> ドライブ側ベルトかかり径の限界というものを判断するのにはかなり応用が効く上、
> 社外だろうが純正だろうが車種を問わずに使える手法なので是非お役立て下さいな。
> もちろん、ドライブ側のベルトかかり径だけをクリアしてもそれでオールOKとは
> 行きませんが。
>
> …ちなみに私のこしらえる加工プーリーだと説明書もどきにこの手法が書かれてたり(以下略

むぅ〜リーダー加工プーリーも興味深々ですねぇ〜
私、純製無加工のプーリー以外で使用経験があるのはカメファクしか無いので、この辺も課題ですね。

いつも親身になってのご指導ありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します。

金ちゃんでした〜。

記事No 6138
タイトル Re: シリンダーゲージでの計測方法
投稿日 : 2011/08/04(Thu) 10:41:34
投稿者 イ〜キ
参照先
金ちゃんさん、はじめまして〜♪
横から失礼します
HP拝見しましたが良い環境でスクーター弄っていますね!!
金ちゃんさん、リーダーさんの質疑応答は難しすぎて着いていけない私です(アセアセ)

>> キャブのジェッティングですが、まだ全域を確認していないので解りませんが
> MJ100、SJ50、JN中段、エアスクリュー1回転半戻し

私、まだまだスクーター弄りの素人ですが(苦笑)
SJ50だなんて〜大きいな〜!!と驚いていたんです
リーダーさんの説明で納得いたしました(笑)

> P・S・
> イ〜キさんの質問レスでの、ベルトかかり径の計測方法ですが
> とても参考になりました。他の方との質問のやり取りからも
> 学ぶ事が多いです。リーダー様、イ〜キさんありがとうございます。

スクーターを弄れば弄るほどに
スクーターを知れば知るほどに
ねぎのリーダーさんのHPを読み返して
新たなる発見♪以前は理解できなかった内容に日々感動している私です(笑)
私の中で「スクーター改造」はRPG
「リーダーさんのHP」は、攻略本なんです(笑)

お互いにスクーターバカを目指して精進しましょ(爆)

記事No 6137
タイトル Re: シリンダーゲージでの計測方法 (長いです)
投稿日 : 2011/08/03(Wed) 18:44:35
投稿者 ねぎのリーダー@管理人
参照先 http://www.neginoleader.com
金ちゃんさんコチラではお久しぶりでございます〜

と、デイトナボア改も早速組まれたみたいですね。
…ちと作製に時間が掛かってしまい申し訳ありません(汗


さてさて、とりあえず始動して熱を入れてる最中という事で。
元々は小走行の中古ベース品とはいえ、きっちりホーニングしたシリンダー内面が
中古ピストンの相手になるので、ある程度はじっくりと馴染ませてやって下さいな。


> MJ100、SJ50、JN中段、エアスクリュー1回転半戻しでエンジンは
> かかりましたが、暖気後アイドリングからアクセル開け始めでもたつきがありました。
> その後エアスクリューを締め込む毎にアクセルのツキが良くなり、結局目一杯締め込む
> ハメになってしまいました・・・

で、気になるのがコチラなんですが(汗
キャブはデイトナPE24という事ですが、いくらなんでもスロージェット50番をセットし
その上でエアスクリューを全閉にするまで濃い目に振っていけるとなれば、
デイトナキット特有と言いますか、スロットルバルブの番手の不適合が大きく出て
いる可能性が大きいです。

4.5番や5番が入っているとこうなりがちで、モノにもよりますがスクーター用の
PEキットだと何故か無茶苦茶な番手が入っている事があるので、特にボアアップ
仕様で吸入負圧が大きくなっている場合、スロットルバルブの番手が高いと
アクセルを大きく、速く開けた時には一気にエアが吸い込まれてしまい、辻褄を
合わせようとすればどんどんスロージェットがでかくなる傾向になってしまいます。

MJの番手とのバランスを鑑みてもそこまでいくと明らかなる異常でして、おそらく
このままジェットのみの変更を行っていては、いつまで経ってもキャブセットの
勉強にはならないと思います…

分かりやすい所で、吸気系がほぼ同等で排気量のみが異なっていると言っても
良い、ヤマハのJOGの50と90であれば、同一キャブでも50だとスロットルバルブが
3番なのに対し、90だとハナから2.5番が標準装備されていたりしますね。


これは正直、そんなバランスの悪いスロットルバルブをセットしているデイトナ側に
元凶があるのですが、私も大昔にこれでかなり悩んで多量のジェットを買ってしまい
原因が分かった時にはPEそのものが大嫌いになってしまいましたから。

これも、私個人としてはPEをあまりお奨めしない理由なんですね。
スロットルバルブを買っても5000円近くしますし、このキャブにそれだけのコストを
掛ける価値はあるのか、という事で…
別売りスロットルバルブやジェット類を必要以上に多量に買わせたいのかと思えて
なりませんね。
PWKの様に調整範囲が良い意味で大きいのならともかく、出荷時セッティングにて
高価なスロットルバルブが的外れすぎ、というのが解せないです。

この件、あまり大きな声では言いたくなかったのですが今の時代ならもう言っても
良いでしょう、と思います(笑


と、いきなり話が飛びましたが本題へ(汗


> ごめんなさい・・・えーっ本題ですが
> 装着前にシリンダーとピストンの計測を試みましたが、特にシリンダーゲージがシビアで
> 計測方法に誤りが無いかご教授願います。

早速シリンダーボア径を計測されているのですね。
が、これは最初に断っておきますが、絶対的数値を把握しようとすれば温度管理も
含め、本来は職人さんが行う計測なので、私も自己流+人様から学んだLVでの
組み合わせのやり口である、という事をご理解下さいな。


> @45mmのアンビルに3mmのワッシャーを入れ、マスターリングが無いのでダイヤルゲージでゼロ校正しました。

えと、これは書き間違いだと思いますがダイヤルゲージの0点合わせに使ったのは
「マイクロメーター」ですよね?
マスターリングなんて高価なものは私も持ってませんので、マイクロの幅に合わせて
シリンダーゲージに挿したダイヤルゲージの0点を合わせますよ。


> Aシリンダー内径上部を4〜5箇所測定し平均を取りました。
> Bシリンダー内径下部を4〜5箇所測定し平均を取りました。

内径の測定箇所は、4〜5箇所であれば十分だと思いますよ。
それに加え、私は上中下段に分けて測ります。

なお、シリンダースリーブ部分が薄いシリンダーや、中古品だとスリーブ下部は
どうしても「前後方向」へ広がっている事が多いので、実測の平均値を出すには
あまりに「劣化や仕様限度で広い点」というのは平均値の勘定に入れない方が
良い場合もあったりしますね。

それと、ポート開口部はどうしても測定子が当てられないので計測不能な部分も
出てきますが、そういった場合は開口部の直上や直下を利用して上手い事
測れる部分を見つけるのがミソです。
…2stのシリンダーってのは本当に測りにくいものだな、というのはありますが(汗


> C計測結果はシリンダー内径上部と下部双方共、48.034mmとなりました。

こちら、手元のデータではホーニングに出す前に測定した数値で「48.014o」と
なっていますから、全体的な真円度を出す為に削ると2/100程度は内径が
広がっているかと思われます。

私自身、ホーニング後には計測していないのですが、私がホーニング前に実際に
測っている数値から+側に大きくなっている、という事であれば、お互いの計測が
そこまでおかしくない、という事の証明にもなりますよ(笑


ちなみに1000分単位は実際の「寸法把握」には四捨五入すべきでして、一応の
1000分台の目盛りは読んで表記はしますが、実用での数値となれば計測値が
48.014oなら「48.01o」と把握して、100分台での把握をすべきです。

ノギスとかもそうですが、こういった計測器具ってヤツは「計測出来る目盛りの1桁上」を
実数値として誤差も含めて把握するのが基本ですし、我々の様なアマチュア計測だと
決して「最少の目盛り」まで正確に読み取ろう、などといった事は考えてはいけません。

最少目盛りはあくまで「目安」であり、鵜呑みにする物では無いという事です。
これはお忘れなき様にご留意願います。
(マイクロメーターだと目盛りの無い部分を読む物ではありますが)


分かりやすく表現しますと、ピストンクリアランスで「100分台」の数値が欲しい場合、
コンマ01までしか測れないノギスでシリンダー内径やピストン外径を測ったとしても、
それであてになるのは「コンマ1」単位ですから、「このシリンダーは48.1oでピストンは
48.0oだ」といった計測値しか出ないので全く意味がありません、といった感じですね。

逆に、温度変化もふまえるとピストンクリアランス把握にて1000分台数値を必要以上に
気にしてもほとんど意味がありません(笑


> D懸念される事項として、室温20℃の維持が難しく24℃での計測となってしまいました。

次にコチラですが、これが一番難関と言っても良いでしょうね。
私もかなり困る点の一つでもあります(泣

基本、手袋を着用した上被測定物の温度は20℃に近づけるのが鉄則ですが、
夏場は冷蔵庫、冬場はストーブやホットカーペット等を利用し、被測定物全体の
温度を出来る限り20℃に近づく様に工夫すべきです。
マイクロメーターなら、マイクロメーター自体に手の温度が伝わらない様に計測に
時間が掛かる場合は出来るだけスタンドを利用するのも良いでしょう。
(とはいえ、4℃位なら誤差の範囲でもOKだと思います)

鋳鉄ならともかく、アルミのピストンだと熱膨張率は結構影響を受けますが、これも
一般的なピストンであれば純アルミではなく多少は混じり物があり、純アルミよりは
熱膨張しづらかったりしますが…これはエンジンパーツとして当然だったり。

社外品とかでは純正と違い、ぴっかぴかのいかにもアルミです!みたいな材質の
ピストンもありますが、ああいうのだと見た目だけでアルミに対しての混じり物が
少なく、同じ温度を与えると熱膨張率が高くなっているのは一目瞭然なので、
そういったブツであれば純正よりは余計に温度変化に気を遣わねばなりません。
…イコール、実際のエンジン稼動時にも熱膨張が大きいという事になるんですが(笑


実際の熱膨張率は純アルミであれば「0.000023」といった様に係数がありまして、
それらを「線膨張率」の計算に当てはめればある程度はどの位の温度で寸法が
どの位変わるかは計算でも出るのですが、ややこしいので今日はちょっとだけ。

あくまで一つの参考としてですが、分かりやすくピストンの外径を計測する場合で、
材質はほぼ純アルミ製だと仮定し、線膨張係数の公式を当てはめれば下記の様に
なります。

----------------------------------------------------
・膨張量=外径×線膨張係数×(加熱温度−室温)

・10℃でピストン外径(前後長)39.95φの状態

熱膨張係数20℃〜100℃まで 0.000023

仮に30℃まで加熱した場合 (+20℃)

39.95x0.000023x(30-10)=0.018377o
39.95+0.018377=39.968377o
----------------------------------------------------

こんな感じに寸法変化が起こります。

で、実測だと5℃で39.929oのピストンが30℃で39.950oになった、と
いった計測データがあったので参考までにどうぞ。
このブツだと25℃の温度差で0.021o程膨張している訳です。
冷蔵庫の中と真夏の常温だとコンマ2も差が出るんですね。

鉄系統の材質だと 熱膨張率は0.000012と低いですから、シリンダーの場合は
もうちょっと寸法変化は緩やかになりますしピストン程はシビアにならずとも
OK、という事も言えます。

言葉を返せば、シリンダー内径をシリンダゲージで計測するよりもピストンの
各部寸法を正確に把握する方が難しいんですよね。


かくいう私も、ピストン計測だとかなり神経を使いますし、一定条件の測定温度を
こしらえても、可能な限り同一条件での計測をまた別の日に改めて行ったりして
誤差やミスを防いでいます。

と言いますか、線膨張の計算式で全てが合ってるのかと問われると100%の
自信はありませんし、純アルミでは無いピストンの膨張率や鋳鉄シリンダーの
膨張率もモノによって多少は異なるはずですから、「運用時に実際にこの位の
熱膨張が起こりそうだからこの位にしよう」といったピストンプロフィール等を
加味したピストンクリアランス設定になると、数値の把握が大前提とした上で
さらに経験とノウハウも必要になるんですね。


> 少しでも手元が狂うと、針が振れてしまうので正確に測れたかかなり怪しいフシがあります。
> ちなみにシリンダーゲージは 35〜60 TAKACHIHOです。

シリンダーゲージの使い方ですが、これは慣れです、としか言えないですね(汗
とはいえ、円筒部分に突っ込むのですから、アンビルに対して90°の角度の
方向にはあまりズレは出ないでしょう。
と言いますかそれがズレるとシリンダー内壁が円では無いという事に(笑

大切なのは「アンビルに対して手前&奥側に倒す」方向にゲージを振ってみて、
一番数値が高い所を読み取るという感じでしょうか。
…ちょっと言葉では説明しづらいですよねこれってば(汗

ゲージそのものはアンビルの劣化等はともかく、寸法を設定したマイクロメーターに
対してダイヤルゲージの0点をしっかり取れれば良いのでそこまでシビアになる
必要は無いと思いますが、マイクロメーター基準であればマイクロメーター本体は
基準器を使ってマメに校正してやらないといけませんね。


そして最後に。
ピストンとシリンダーの測定を行う場合、ピストンクリアランスの目安を取るのが一番の
目的になりますが、これってですね、「自身の道具を使って同一条件で計測する」と
いった場合であれば、「絶対的数値」ではなく「相対的数値」でも構わないんですよ。

仮に、私と金ちゃんさんが同じピストンとシリンダーを「自分の道具同士」で計測して、
双方に計測誤差が出たとしましょう。

・私=シリンダー内径48.000
・金ちゃんさん=シリンダー内径48.010

となった場合であれば、あくまで双方には相対的に「0.01o」の差がある事になります。


次に、2人がまた自身の道具にて、そのシリンダーに合わせるピストンを測ったとします。

・私=ピストン外径47.950
・金ちゃんさん=ピストン外径47.960

と、こうなったとします。

…これはあくまで仮の数値ですが、こちらも0.01oだけ双方に「ズレ」があるといった
事になるのですが、こうなるとどちらかが、もしくは両者共に計測機器に絶対的な
ズレがあるはずです。

しかし、この場合だと絶対的な数値としてはどちらも間違っていたとしても、ここで
重要なのは「ピストンクリアランス」、すなわち「ピストンとシリンダーの寸法差」の
数値ですから、金ちゃんさんの計測器具が私の物より0.01oだけ大きな数値を
指す様に狂っていたとしても、相対的に見れば両方のピストン&シリンダーの
クリアランス値ってどちらも5/100で変わらないんですよね(笑

こういった計測器具の特性上、意外とこんな感じのズレになる事が多く、プロの方で
あれば「この物体は何oだ!」という事を間違えてはいけないので実測では絶対的な
数値が出せないといけませんが、根本的にマイクロメーターが狂っているだけだと
「全体的に計測数値がズレる」のであり、「10o点と20o点までのストロークが異なる」と
いう事はなかなかありえない、と私は認識しています。


…なんかどんどん難しい話になっていますが、クランクシャフトのベアリング挿入点の
様に、規格品で絶対数値のあるベアリング内径に対してこの位大きくないといけない、と
いった場合でもなければ、多少のズレは許容出来る上にピストンクリアランスの把握に
関しては問題無くいける、という事ですね。

とはいえ、計測器具の校正や温度管理も全て含め、絶対的数値をどんな状態でも
出せるのはやはりプロであり職人さんなので、この辺りに関しては一般的な
人間だとかなりの隔たりがある物だ、と認識して精進しないといけませんね。
これも「道具があれば測れる」モノではありませんから、理屈を頭で考えた上で
手もしっかり動かさないといけませんし、私もこの辺はまだまだですよ(笑

ただ、2人が同一のパーツを同一温度で測ってみて、双方で0.02以上も差が
あったりすると、さすがにどっちかがおかしいかな、と思える位だと私は認識して
います。



何か書いているウチに無茶苦茶長くなりましたが…
正直、頭の中にあるこれらの理屈を人様にご説明したのって初めてかも(笑

要点は省いても、そこそこの精密計測というものはこういうものなのだ、と考えて
頂けますと幸いです。
私ごときがこんな事言って良いのかどうかは悩むところですが、職人さんな方々の
レスも期待してみたい所ですよ(汗


> イ〜キさんの質問レスでの、ベルトかかり径の計測方法ですが
> とても参考になりました。他の方との質問のやり取りからも
> 学ぶ事が多いです。リーダー様、イ〜キさんありがとうございます。

最後にコチラですが、お役に立てて頂けそうで嬉しいですよ。
これ、駆動系コンテンツの中にちょろっとは忍ばせているんですが、実際には
ドライブ側ベルトかかり径の限界というものを判断するのにはかなり応用が効く上、
社外だろうが純正だろうが車種を問わずに使える手法なので是非お役立て下さいな。
もちろん、ドライブ側のベルトかかり径だけをクリアしてもそれでオールOKとは
行きませんが。

…ちなみに私のこしらえる加工プーリーだと説明書もどきにこの手法が書かれてたり(以下略


ではでは。
管理人でした〜

記事No 6136
タイトル シリンダーゲージでの計測方法
投稿日 : 2011/08/02(Tue) 23:31:44
投稿者 金ちゃん
参照先 http://kinsan.blog.ocn.ne.jp/
ねぎのリーダー様、皆様、こんばんは。

チェスタの金ちゃんです〜

リーダー様お久しぶり?です。

例のD社ボアですが、遅まきながら装着を終え現在 無負荷での慣らし中です。
キャブのジェッティングですが、まだ全域を確認していないので解りませんが
MJ100、SJ50、JN中段、エアスクリュー1回転半戻しでエンジンは
かかりましたが、暖気後アイドリングからアクセル開け始めでもたつきがありました。
その後エアスクリューを締め込む毎にアクセルのツキが良くなり、結局目一杯締め込む
ハメになってしまいました・・・
今夜帰宅後、ジェット類をもっと大きめにやり直してみます。

ごめんなさい・・・えーっ本題ですが
装着前にシリンダーとピストンの計測を試みましたが、特にシリンダーゲージがシビアで
計測方法に誤りが無いかご教授願います。

@45mmのアンビルに3mmのワッシャーを入れ、マスターリングが無いのでダイヤルゲージでゼロ校正しました。
Aシリンダー内径上部を4〜5箇所測定し平均を取りました。
Bシリンダー内径下部を4〜5箇所測定し平均を取りました。
C計測結果はシリンダー内径上部と下部双方共、48.034mmとなりました。
D懸念される事項として、室温20℃の維持が難しく24℃での計測となってしまいました。

少しでも手元が狂うと、針が振れてしまうので正確に測れたかかなり怪しいフシがあります。
ちなみにシリンダーゲージは 35〜60 TAKACHIHOです。

P・S・
イ〜キさんの質問レスでの、ベルトかかり径の計測方法ですが
とても参考になりました。他の方との質問のやり取りからも
学ぶ事が多いです。リーダー様、イ〜キさんありがとうございます。
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