まお〜さん、初めまして。 当HP管理人のねぎのリーダーでございます〜。 当HP、参考にして頂けています様で嬉しいですよ。
さてさて…圧縮比と言う事ですが、コレは一概にどのくらい?と言われても分からないです(汗 私、ただでさえ誤差のあるコンプレッションゲージの数値は全くアテにしない方なので、数字では お答え出来ないです…
圧縮圧力ならば10kg/p程度あれば問題無くいける範囲かと思いますが、私の場合は「圧縮圧力」ではなく 「圧縮比」を計算していますので… (ノーマルで 7.3:1とかっていうアレです)
これは基本的に燃焼室とガスケットの厚み分の容積を測り、それを排気量で割るんですね。 (厳密には排気量計測では無くピストンの肩からのシリンダー長、とかですが…) それで「圧縮比」の対比を出した上で、排気ポートが閉まる瞬間から上のストロークの 「有効圧縮比」もあわせて計算してみます。
こちらの方法だと、明確に燃焼室容積が弾き出せるのと、排気ポートの高さによって変わってしまう 「有効圧縮圧力」も同時にある程度数字で出せるので、実測の「圧縮圧力」よりは私は好きなんですよ。
最近はコンプゲージの10kg、という数字を「圧縮比は10だ」と間違って言ってる人もいますね。 それは圧縮「圧力」の数字であって、「圧縮比」とはまた違うものである事をご理解頂きたいです。
かなり話が飛びましたが… その私の理論である「圧縮比」だと、9〜10、すなわち燃焼室容積が「1」に対して「排気量が9〜10」という 程度位が限界値だと思います。
参考までに私のFS-JOGが、単純に燃焼室容積が6cc程、排気量が59ccですので圧縮比はほぼ10:1となります。 実際はストロークの半分以上排気ポートが空いているので数値程の圧縮はありませんが、 実際の実用限界はこの辺りかと。 (これでも3〜4回サーキットを走ると、ピストンピンが曲がって取りにくいですし、ピストンに ヒビが入ることもありますが)
圧縮比と言う物は、まず燃焼室容積を計測し、おおまかな数字での圧縮比とフィーリングを掴まないと 始まらない物なので… (個体差も大きいですしね)
最後に… 圧縮比を限界まで上げるチューニングは、私は「最後の味付け&微調整」だと思っています。 ガンガンに圧縮比を上げれば手軽にパワーは出ますが、熱問題やポンピングロス等、デメリットも かなりあるんです。
最初にエンジンのバランスで上手く「効率」でのパワーを出していないと、いくら圧縮比を上げても ただ回らないだけのエンジンになってしまいますのでね。 (私は圧縮比はあまり上げないタイプですよ)
そしてスーパーDio系の「斜めプラグヘッド」ですが、これは単純に、ホンダがメットインの 部分のクリアランスを稼ぐ為に行っているデチューンですので、全くメリットはありませんよ(笑
ライブでもスーパーでもスタッドボルトのPCDは同一なので、クリアランスさえあれば是非ライブ系の センタープラグに変更される事をおすすめしますよ。
うーんちょっと脱線しましたが(汗 参考にして頂けると幸いです。 管理人でした〜
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